新たな研究開発拠点「インキュベーションスクエア」を稼働

~技術と情報の交流の場として活用し、お客さまとの価値共創を推進~

日清オイリオグループ株式会社のプレスリリース

 日清オイリオグループ株式会社(社長:久野 貴久)は、横浜磯子事業場(所在地:横浜市磯子区)内にて研究開発施設「インキュベーションスクエア」を5月から稼働します。お客さまとともに手を動かすキッチンやパイロット設備を有するB棟を新設し、これまで研究開発機能を担ってきたA棟(旧:技術開発センター)と併せ、「インキュベーションスクエア」となります。
 当社グループはインキュベーションスクエアを価値創造実現の場として最大限活用し、「共創」をポイントとした課題解決を目指します。また、国内外を問わず様々なお客さまとの技術や情報の交流を通して、多様な視点とアイデアにより最先端のソリューションを提供していきます。

                   インキュベーションスクエア

                                   A棟                                      B棟

1.インキュベーションスクエアの特長

 

1) ラボスケールにおける研究開発機能

・設計・試作・評価を繰り返し、必要に応じて開発中の技術や知見を導入、または同時並行で技術開発を行い、お客さまの課題を解決します。

・ファインケミカル製品の研究開発拠点を同一施設内に移設し、当社グループの総合的な技術力の強化を図ります。

2) パイロットスケールにおける試作機能

・ラボスケールから実機生産へとつなぐ役割を果たすパイロットスケールの設備を拡充し、お客さまの製造設備でのテストに必要な試作品をスピーディかつフレキシブルに提供します。

3) 小規模での生産機能

・小規模生産を可能とする生産設備を強化し、BtoBのお客さまへの加工度の高い油脂の小規模での製品提供を可能にします。

4) お客さまと共創する力の強化

・お客さまの新たな課題解決や価値創造につなげるために、共創型のキッチン、フライ室を設置し、試作品の分析評価が行える環境を整備しました。当社起点の価値提案に加え、お客さまとともに手を動かしながらモノづくりと評価を繰り返し、より共感が持てる新しい価値を創造していきます。

                

                 インキュベーションスクエアB棟内部

             共創型キッチン               パイロットスケール設備

2.インキュベーションスクエアの概要

A棟(旧 技術開発センター)

■建築面積 1,516㎡

■延床面積 4,284㎡

■建物構造 3階建て

■竣工日  2016年11月30日

B棟(新設)

■建築面積 1,491㎡

■延床面積 2,890㎡

■建物構造 3階建て

■竣工日  2024年4月17日

■ZEB Ready認証取得

*ZEB Readyとは、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量を省エネにより削減した建築物のことです。

  参考:環境省「ZEB PORTAL – ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ゼブ)ポータル」

 ( https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html )