“リベイクトースター”をどう活用する?バルミューダ「ReBaker」でできるもっと楽においしくなる3レシピ

“リベイクトースター”が家電市場で注目を集めています。冷めたパンを温め直す意味の「リベイク」をコンセプトにしたトースターをバルミューダ、レコルト、ツインバードなどの家電メーカーが続々と発表。作りたてのおいしさをよみがえらせる“リベイク”に新しい家電トレンド、調理トレンドが生まれそうです。

 

今回は、リベイクトースターの代表的モデルとして、バルミューダの「ReBaker(リベイカー)」をピックアップし、意外な活用法からアレンジレシピまでを解説。教えてくださるのは、オーブン料理やパン作りも得意とする料理研究家の上島亜紀さんです。

 

 

“リベイク”って?

「re」「bake」が示すとおり、焼き直し・温め直しを意味します。おいしいパンや惣菜を買って帰っても、食べる頃にはすっかり冷めてしまっている……ということは多いのではないでしょうか。焼きたて、作りたてのおいしさを復元するのは意外と難易度が高いのです。“リベイク”によっておいしく温め直すことを謳ったトースターは、忙しい働き世代にはぴったりの家電といえます。

 

パンや揚げものを“最適”に温めなおす「ReBaker」

今回、初めて使ってみて驚いた、という上島さん。

 

「まず焦げる心配がありません。パンを温めるときには中を温め、表面をさっくりと仕上げることに気を使いますが、一般的なトースターだとその熱加減が難しい。焼きが足りないと思って追加加熱をすると硬くなったり、焦げてしまったりということが多々あります。しかし、『ReBaker』は食材に合ったモードを選んで時間を設定するだけで最適な加熱をしてくれるため、そういったことがありませんでした。唐揚げもサクッとジューシーです」(料理研究家・上島亜紀さん、以下同)

 

選べる5つのモード

温める食材によって、モードを使い分けることで、それぞれにぴったりの温度制御で食材のおいしさを蘇らせます。

・トーストモード
食パンやベーグル、イングリッシュマフィンなどを温める調理モード。中はふっくら、外はさっくり。山型食パンは、山部分に水分が少なく、ふんわりトーストするのが難しいとされていますがムラなくおいしく焼き上げます。

 

・チーズトーストモード
上火が強めで、チーズや具材を乗せてもしっかり火を通すモード。チーズトーストは表面にほどよい焼き目をつけながらも、中はとろりとした理想的な焼き上がりに。ピザトーストにも最適です。

 

・リベイクモード
クロワッサンやフランスパン、惣菜パンなど様々なパンを温めるための調理モード。焼き目をつけない温度帯でじっくりで温めることで水分を逃さず中までふんわり、表面を焦がすことなくさっくり焼き直します。

 

・フライドモード
唐揚げやとんかつ、フライドポテトなどの揚げ物を温めるための調理モード。中までしっかり温めながら、表面は焦がさずに、カリッと仕上げます。余分な油を切りながら温められる「ステンレストレイ & アミセット」が別売りで販売されており、よりおいしく温められます。

 

・オーブンモード
焦げにくく、焼き目がつきやすい、使いやすい240度の温度を保って焼き上げるモード。通常のオーブンであれば庫内を温めるのに10分ほど時間がかかりますが、『ReBaker』は予熱不要で、お餅なら5〜6分、具が温かい状態のグラタンであれば6〜7分で焼き上げることができ、時短も叶います。

 

「ReBaker」を使ったアレンジレシピ3選

上記の調理モードを活かしたアレンジレシピを上島さんに教えていただきました。各調理モードに合わせて最適な量でレシピを作っているので、まずはレシピ通りの分量で作ってみましょう。

 

とろりなめらか洋風茶碗蒸し「きのことベーコンのフラン」

「フランとは卵と牛乳を使った洋風茶碗蒸しのことです。とろりなめらかで、野菜とベーコンの旨みが詰まった塩気のあるおいしさは、パンの付け合わせにぴったり。スクランブルエッグや目玉焼きなど、いつもの卵料理の代わりに作ってみるとよいでしょう。リベイクモードの低温調理により、すが入ることなくなめらかに仕上がります」

 

【材料(2人分)】

〈A〉
・しめじ……50g
・玉ねぎ……1/4個(50g)
・ベーコン……30g

〈B〉
・卵…… 1個
・生クリーム……50g
・ピザ用チーズ……20g
・塩、粗挽き黒胡椒…… 少々

※使った容器10×14×3cm

 

【作り方】

1.耐熱ボウルにAの材料を、玉ねぎ、しめじ、ベーコンの順に入れ、ふんわりラップをし、600wの電子レンジで5分加熱する。レンジにかけている間に、ボールにBの卵、生クリームを加え、白身がほぐれるまでなめらかになるまでよく混ぜる。さらにチーズを加えて混ぜる。

「ベーコンの塩気と旨みを具材にまんべんなく行き渡らせるためにベーコンを一番上に乗せて加熱します。卵の白身をしっかり割ほぐすことで、焼き上がりがなめらかなになります」

 

2.耐熱容器にバター(分量外)を塗る。1で加熱したAの材料を混ぜ合わせ、耐熱容器に広げ、Bの卵液をかける。

「耐熱容器にバターをしっかり塗ることで、洗い物が楽になります。時間のない朝にはこのようなちょっとした手間が後片付けを楽にします」

 

3.「ReBaker」に入れ、リベイクモードで10分焼く。

「リベイクモードは低温調理のため、焦げる心配がありません。卵料理は火が強すぎるとすが入ったり、周りが固くなったりしてしまいますが、水分が奪われることなくなめらかに焼き上がります。洋風茶碗蒸しの調理がおいしくできるのであれば、プリンも焼けそうです。焼きの時間が約10分と短いのもうれしいポイントです」

 

お酒とごはんがすすむ!「お惣菜の唐揚げを使ったチーズダッカルビ」

「買ってきた唐揚げもフライドモードを利用すれば、さくっとジューシーに。コチュジャンを使った甘辛いタレにチーズを加えることで辛さがマイルドになり、食欲をそそるおいしさに変身。玉ねぎをスライスし、作ったタレをかけるだけ。簡単です」

 

【材料(2人分)】

・市販のから揚げ……250g
・ピザ用チーズ……30g
・玉ねぎ……1/2個(100g)

〈A〉
・コチュジャン……大さじ2
・にんにくすりおろし……小さじ1
・はちみつ……大さじ1
・マヨネーズ……小さじ2

 

【作り方】

1.耐熱容器にごま油(分量外)を塗り、極薄切りした玉ねぎを敷き詰め、市販のから揚げをのせる。

「玉ねぎの火の通りをよくするため、極薄切りにスライスします。全体に火をしっかり通すため、食材をまんべんなく広げます」

 

2.Aの調味料をよく混ぜて唐揚げの1つ1つにかける。上からチーズを散らす。

「焼く過程で、タレとチーズが溶けて広がるので、玉ねぎにはコチュジャンソースを加えなくてOK。味が濃くなりすぎるのを防ぎます。玉ねぎの分量は100gが適量です。多すぎると火が通らないことがあります」

 

3.「ReBaker」に2を入れ、フライドモードで10分焼く。

「全体に火が通るので、焼きムラがありません。サクッとジューシーな唐揚げにトロリとしたチーズがおつまみにもぴったり。味がしっかりついているので、レタスやきゅうりなどサラダの上に乗せて食べるのもおすすめです」

 

まるでホテルの朝食!?「ベイクドフレンチトースト」

「パンに卵液を染みこませる作業に5〜10分、『ReBaker』で焼くのに10分、計20分でできるお手軽なフレンチトーストです。『ReBaker』に入れてほおっておくだけなので、とにかく簡単。焼き加減をこまめに見る必要もありません。中はふっくら、トロッとジューシーな食感のフレンチトーストです。好きなアイスやフルーツをトッピングすれば、休日のご褒美モーニングにぴったりです」

 

【材料(2人分)】

・バゲット(3 cm厚さ)……4枚
・キビ砂糖……大さじ1

 

〈A〉
・バニラアイス(レンジで溶かす)……70g
・卵……1個
・ヨーグルト……30g

 

【作り方】

1.バニラアイスを600wの電子レンジで30秒加熱し、完全に溶かす。溶けたアイスと卵、ヨーグルトをよく混ぜ、バゲットをスポンジのように押しながら裏表をしっかり染み込ませる。

「バニラエッセンスが含まれるアイスを溶かして利用することで、簡単にバニラ風味の卵液が作れます。卵液をパンに染みこませるのには時間がかかりますが、スポンジのように押しながら染み込ませることで時間を短縮させることができます」

 

2.耐熱皿にバター(分量外)を塗り、バゲットを乗せ上にキビ砂糖を振りかける。

「卵液にヨーグルトを足すことで、プルンとした食感に。きび砂糖はお好みで量を調節しましょう」

 

3.2を『ReBaker』に入れ、トーストモードで8分焼く。バニラアイスや季節のフルーツをトッピングする。

「きび砂糖の茶色が、焼き目のようなアクセントになります。きび砂糖の甘味のかわりにはちみつやメープルシロップも。好きな具材をトッピングして楽しみましょう」

 

・おまけのポイント

「特別な材料を使っていなくても、むずかしい調理をしていなくても、見た目の盛り付けにちょっと気を使うことで、気分が上向く食卓づくりができます。盛り付けるアイスも、ただスプーンですくうのでは無く、スプーンのくぼみを利用してくるくると丸長に形を整えて盛り付ければ、ちょっとおしゃれな一皿に。気持ちが伝わりますよ」

 

これも注目! もうひとつの“リベイクトースター”

続々と投入されるリベイク家電ですが、その機能は機種によってさまざま。見た目や使いやすいさ、温められる食材など、人によって重視点は異なります。『ReBaker』にならぶ、もう1つのおすすめリベイク家電、レコルト『スライドラックトースター』を紹介します。

 

インテリアとして馴染む、おしゃれなリベイク家電

レコルト「スライドラックトースター」
1万6500円(税込)
インテリアのようにお部屋に馴染む、おしゃれなリベイク家電、レコルトの「スライドラックトースター」は、取り外し可能な脚が付属しており高さがあるため、キッチンカウンターの上でも、かがまずに庫内が見えます。まるで自宅に小さな釜があるかのようなかわいらしい見た目と評判です。

 

トーストやおもち、お菓子まで焼ける!

スライドラックトースターには、トーストモード、冷凍トーストモード、デリモード、冷凍リベイクモード、180℃モード、220℃モードと6つのモードが搭載されています。

 

上下4本の遠赤外線ヒーターと、庫内に施したディンプル加工によって、庫内の熱を効率よく循環することで、表面はこんがり、水分を閉じこめたサクふわトーストに仕上げます。180℃モードはクッキーやマフィンなどのお菓子作りに、220℃モードは冷凍ピザやグラタンの調理に適しています。

 

調理にも取り出しにも便利な「スライドラック」

ラックの両側の持ち手を握って手前にスライドさせれば本体から取り外せる便利な構造になっています。熱くなりにくい持ち手のため、でき上がったばかりの料理も簡単に引き出し、食卓へ熱々のままサーブできます。もちろんトレイに乗せたままの調理も可能。テーブルの近くにスライドラックトースターを置いて、みんなでわいわいおしゃべりをしながら調理し、焼いている様子を見ながら楽しむのもいいですね。

 

2011年の総務省「家計調査」では、日本の一般家庭におけるパンの消費額がコメを上回り、パンはブームではなく、日本人の日常食となりました。焼きたてのパンを食べることに幸せを感じる方も多くいらっしゃいます。そんな朝食が手軽に実現できるリベイク家電は、忙しい現代人にぴったりの家電。最新のリベイク家電を取り入れて、手軽で豊かな食卓を手に入れてみませんか。

 

Profile

料理研究家 /上島亜紀

神奈川県の自宅にて、料理教室「A’s Table」を主宰する。確かな腕と明るく温かな人柄が人気で数十年通い続ける生徒さんもいらっしゃる。雑誌やテレビでのレシピ提供、カフェや企業のレシピ監修など、活動は多岐に渡る。自身の著書や関わった書籍は60冊を越え、豊富な知識とアレンジの広さに定評がある。
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