JMHD、本決算は2ケタの増収増益を達成

 JMホールディングス(茨城県)が9月12日に発表した2024年7月期決算(連結2023年8月1日~2024年7月31日)は、売上高が前期比11.3%増の1,723億円、営業利益は26.3%増の91億円、経常利益は25.6%増の93億円、当期純利益で23.7%増の54億円を達成した。

 連結会計年度は、スーパーマーケット事業、外食事業の既存店が順調に売上を伸ばしたことに加え、新規出店した3店舗と2023年3月にグループ入りしたスーパーみらべるの売上寄与により、2ケタの増収、営業利益・経常利益・当期純利益では20%を超える増益を果たした。

 大型商業施設内店舗の「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗の「ジャパンミート卸売市場」「パワーマート」「食肉卸売センターMEAT Meet」、都市型ホールセールの「肉のハナマサ」、地域密着型食品スーパー「スーパーみらべる」などを束ねたスーパーマーケット事業の売上高は11.4%増の1,677億円、セグメント利益(営業利益)は26.0%増の85億円と大きく伸長した。

 スーパーマーケット事業は、精肉専門店に青果・鮮魚・惣菜の専門店をグループ化、合併することで規模を拡大。各店舗内でもそれぞれの専門性を活かした施策が奏功した。商品の販売では、特定の商品を大量に陳列し、顧客へアピールすることで購買意欲を高める「異常値販売(単品大量販売)」を定期的に実施。また、加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工に加え、店舗でも必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した商品の速やかな提供が販売機会ロス削減につながった。

 なお、2025年7月期の連結業績については、売上高で4.4%増の1,800億円、営業利益で8.2%増の99億円、経常利益で7.3%増の100億円を見込んでいる。