マーべラス、第2四半期(4~9月)決算は売上高8%減、営業益48%減 コンシューマで基幹タイトルの発売なし AM筐体入れ替えの費用先行も

マーベラスは、10月31日、2025年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、国内外でコンシューマの基幹タイトルの発売がなかったことによる売上減少に加え、AM筐体入れ替えに伴う費用先行や、会計見積もりの変更により研究開発費が6億5000万円増加したことなどで減収減益となった。
なお、為替が円高に転じたことにある保有外貨預金への影響で営業外費用に為替差損3億6000万円を計上している。
売上高128億7700万円(前年同期比8.0%減)営業利益5億9200万円(同48.6%減)経常利益3億7300万円(同77.3%減)最終利益7800万円(同92.9%減)
セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルコンテンツ事業 売上高62億4600万円(前年同期比22.1%減)、セグメント利益1億400万円(同33.3%減)国内外においてコンシューマの基幹タイトルの新作がなく減収減益となった。
②アミューズメント事業 売上高43億8800万円(同2.7%増)、セグメント利益12億600万円(同24.3%減)海外展開拡大で売上増となったものの、新筐体への入れ替えに伴う費用先行などにより減益となった。
③音楽映像事業 売上高22億4200万円(同30.9%増)、セグメント利益1億7000万円(同29.6%減)舞台公演の計上が集中したことなどで売上は増加したものの、新規IPの育成に伴う費用先行などにより減益となった。

■通期業績予想は従来のレンジ予想から変更なし

なお、2025年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおりのレンジ予想となっている。
売上高290億~320億円(前期比1.7%減~8.5%増)営業利益15億~20億円(同37.9%減~17.2%減)経常利益15億~20億円(同50.0%減~33.4%減)最終利益10億~14億円