ローソン(東京都)は、1月21日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のナチュラルローソン134店舗で、容器に石灰石が主成分の素材を使用した弁当を発売した。ローソンおよびナチュラルローソンで同素材を使用した容器を導入するのは初めてである。
今回使用するのは、国産の石灰石(炭酸カルシウム)を主成分(重量比で50%以上)とした素材で、“可燃ごみ”として廃棄可能な容器だ。これにより、プラスチック使用量は約30%削減され、製造および焼却による廃棄時のCO2排出量は約35%抑制できる。
石灰石を主成分とする素材は、多様な形に成型が可能で、耐久性や耐熱性が高いため弁当の容器として採用したという。
ローソンはプラスチック使用量の削減を重要な課題ととらえ、2025年に2017年比15%削減、2030年に同30%削減を目指している。これまでも、弁当やパスタなどの容器の紙化、包材の薄肉化、オリジナル飲料のペットボトルを100%リサイクル素材へ変更するなど、プラスチック削減の取り組みを進めてきた。今後も地球環境に配慮した取り組みを推進する。