名古屋の百貨店、6月の売上高4.7%減=訪日消費の落ち込み続く

名古屋市内に主要拠点を置く百貨店が1日発表した6月の売上高(速報)は、合計で前年同月比4.7%減の385億円だった。1人当たりの購買単価の低下や前年より円高が進んだことで、訪日客の購買額を示す免税売上高が落ち込んでいることが響いた。
ジェイアール名古屋高島屋は6.8%減の170億円、松坂屋名古屋店は2.5%減の110億円、名古屋三越(2店)は6.6%減の69億円、名鉄百貨店は4.2%増の34億円だった。
ジェイアール名古屋高島屋や松坂屋名古屋店は免税売上高が前年同月の半分以下となった。名鉄百貨店は美術品などの売り上げが好調で、訪日消費の落ち込みを上回った。