ローソン、東北初のアバター接客を7月1日から実証実験で導入開始

ローソン アバター接客イメージ
(画像:アバター接客イメージ)・ニュースリリースより

 ローソン(東京都)は、アバター事業を手掛けるAVITA(アビータ/東京都)と協業し、新たな接客と多様な働き方の実現を目指して、デジタル技術を活用したアバターを7月1日から青森県内のローソン3店舗に導入し、本格展開に向けた実証実験を行う。アバターの導入は東北地区の店舗では初の取り組みとなる。

 ローソンのアバター接客では、アバターオペレーターが店内のモニターに投影されたアバターを通じて客とコミュニケーションを取り、接客業務を行う。オペレーターは自宅などからリモートで勤務し、店内売場の案内やセルフレジの利用方法などを説明する。

 アバターの導入により、「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「様々な障害」といった制約を受けずに働くことが可能となる。また、1人のオペレーターが複数店舗を担当するなど、効率的な人員配置により人手不足の解消が期待される。

 今回の実証実験は、人口減少率が全国で2番目に高く、人手不足が課題とされる青森県の店舗で実施される。アバターの導入により店舗従業員のレジ業務にかかる時間を削減し、その分の時間を「まちかど厨房」やファストフードの調理など売場業務に活用する。

 これまでの実証実験では、アバターの導入により、セルフレジ利用率は15%以上向上し、店舗従業員のレジ業務に関わる時間は1店舗あたり平均約1.5時間以上削減されている。

<今回アバターを導入する青森県の店舗>
・ローソン十和田池ノ平店:青森県十和田市大字大沢田字池ノ平116-3
・ローソン三沢美野原店:青森県三沢市美野原2-22-21
・ローソン三沢下久保店:青森県三沢市下久保3-1-10

Previous Post Next Post