フジ、カスタマーハラスメント対応指針を策定

FUJI フジ 外観

 フジ(広島県)は10月1日、従業員が安心して働ける環境を整備し、顧客との健全な関係を構築するため、「フジ カスタマーハラスメントに対する指針(ガイドライン)」を策定した。

 同社は顧客の声を経営に反映させ、迅速かつ誠実な対応を行ってきたが、近年は従業員の就業環境に悪影響を及ぼす事案も見られるようになっている。

 ガイドラインでは、妥当性を欠く要求や不相当な言動があった場合、組織的に対応するとともに、警察や弁護士など外部機関と連携して対処する方針を示した。カスタマーハラスメントが認められた場合には、入店や取引を断る場合があることも明記している。

 対象となる行為例には、暴行や器物損壊などの身体的攻撃、怒声や罵声による威圧的言動、従業員の名誉・プライバシー侵害、執拗な問い合わせや不退去、性的言動や差別的発言、不当な補償や謝罪の要求などが挙げられている。

 このほか、従業員向け研修や社内体制の整備を進め、対応力を高める取り組みも行う。同社は今後も健全な職場環境を維持し、地域社会に信頼される企業を目指すとしている。

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