イオン東北、2025年3月1日にイオンスーパーセンターを吸収合併

〔写真説明〕イオンのロゴ(AFP時事)

 イオン東北(秋田県)とイオンスーパーセンター(岩手県)は、10月15日に両社の臨時株主総会の決議に基づき、イオン東北を存続会社とする吸収合併の基本合意書を締結したと発表した。統合の効力発生日は2025年3月1日を予定している。

 この統合は、東北エリアでの地域密着型経営をさらに強化し、住民の生活をより豊かで便利にすることを目的としている。

 イオン東北は、総合的な品揃えとサービスを提供し、地域に深く根ざした企業を目指している。一方、イオンスーパーセンターはワンフロアで多彩な商品を提供するショッピングセンターとして、東北エリアで店舗展開を行っている。今回の経営統合により、両社の経営資源やノウハウを統合し、より効率的な運営体制を築くことで、地域社会に貢献することが期待されている。

 統合により、共同仕入れや調達の効率化が図られるとともに、地元の特産品を活用したプライベートブランド「にぎわい東北」の強化が進められる。また、システムの統合やサプライチェーンの再構築によって、業務効率が向上し、地域住民への迅速な対応が可能になる見込みだ。さらに、ネットビジネスの分野でも、オンライン販売やデジタルサービスの強化が進められるという。

■両社の概要(2024年10月時点)
<イオン東北>
社名: イオン東北株式会社
本社:所在地 秋田県秋田市土崎港北一丁目6番25号
代表者: 代表取締役社長 辻 雅信
発足: 2020年3月1日
店舗数: 156店舗
(青森:30 岩手:14 秋田:45 宮城:28 山形:31 福島:8)
屋号: 「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」等

<イオンスーパーセンター>
社名: イオンスーパーセンター株式会社
本社:所在地 岩手県盛岡市菜園一丁目11番5号
代表者: 代表取締役社長 矢木 健太郎
発足: 2005年11月21日
店舗数 :22店舗
(青森:1 岩手:7 秋田:6 宮城:6 福島:2)
屋号: 「イオンスーパーセンター」