ヤマナカ、中間期は減収・大幅減益

ヤマナカみなと当知店
画像は「みなと当知店」

 ヤマナカ(愛知県)が10月28日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年3月21日~9月20日)は、営業収益が前年同期比1.6%減の425億2,700万円、営業利益が61.5%減の1億2,800万円、経常利益が52.7%減の1億9,200万円となり、大幅な減益で上期を折り返した。

 上期は、「勝ちパターンの横展開・経営資本の傾斜配分」を掲げ、生鮮強化型モデルをブラッシュアップし、収益拡大店舗に経営資本を傾斜。既存店のリニューアルを5店舗で実施し、生鮮・惣菜売場を拡大して鮮度・品質・産地にこだわった商品を多数取り揃え、今まで以上に選びやすく、買い回りやすい売場に刷新した。

 経営効率の向上では、「経営資本の分配見直し」を掲げ、タレントマネジメントシステムを採用。的確な人材配置や人材育成支援、従業員の目標管理など、人材管理面での効率化に努めた。

 上期の経営成績は、売上高が前年同期に比べ7億500万円減の414億円となったことから、売上総利益は1億9,500万円減って119億4,000万円。売上総利益率はほぼ横ばいの28.8%を維持したが、営業収入を加えた営業総利益は1億7,100万円減の130億6,700万円を計上。販管費の増加分3,500万円が響き、営業利益は2億600万円減少した。

 なお、2025年3月期の連結業績については、営業収益で0.1%減の860億円、営業利益で36.7%増の11億円、経常利益で24.2%増の12億円を見込み、上期の減益から一転、2ケタの増益を予想した。