Genky Drug、第1四半期は2ケタ増収で2ケタ営業・経常増益

Genky DrugStores(福井県)が10月29日に発表した2026年6月期第1四半期決算(連結2025年6月21日~9月20日)は、売上高が前年同期比12.0%増の560億4,200万円、営業利益が28.3%増の29億1,600万円、経常利益が28.7%増の29億5,900万円となり、好スタートを切った。
第1四半期は、グループを挙げて「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、地域シェアを高めるドミナントエリア構築に邁進。また、顧客の節約志向に応えるため、青果や精肉などの生鮮食品の品揃えを強化するとともに、生活必需品のディスカウント販売も推進した。
新規出退店については、R店を愛知県に2店舗、石川県に1店舗出店。また、大型店を1店舗閉店し、2店舗をR店へ改装。第1四半期末の店舗数を、R店446店舗、大型店36店舗の計482店舗とした。
業態別の売上高は、「R店」491億9,700万円、「大型店」67億7,000万円、「その他」7,300万円。商品別の内訳は、「食品」398億6,900万円、「雑貨」64億6,600万円、「化粧品」52億3,800万円、「医薬品」40億7,200万円、「その他」3億9,500万円で、「食品」が70%超の71.1%まで構成比を高めた。
売上総利益率は0.07ポイントほど改善して20.25%。売上総利益は113億4,700万円となり、12億4,400万円増加した。一方、販管費は6億100万円増加して84億3,100万円となったが、総利益増加分が販管費増加分を十分に吸収。営業利益は前年同期に比べ6億4,400万円増加した。
2026年6月期の連結業績については、売上高で10.5%増の2,218億4,000万円、営業利益で8.7%増の105億円、経常利益で8.1%増の107億円を見込み、好決算を予想した。