実質GDP、年1.8%減=米関税で輸出減、6期ぶりマイナス―7~9月期

内閣府が17日発表した2025年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.4%減、この成長ペースが1年続いた場合の年率換算で1.8%減だった。マイナス成長は6四半期ぶり。トランプ米政権が発動した高関税措置の影響で、自動車などの輸出が落ち込んだ。
内需の柱である個人消費が0.1%増。猛暑の影響で飲料が伸びたほか、外食や鉄道利用なども増加。一方、自動車や衣料の販売は低調だった。
輸出は1.2%減、輸入は0.1%減。 物価変動の影響を反映し、生活実感に近い名目GDPは0.1%増、年率換算で0.5%増となった。