関西の人気スーパー「万代」の総菜がすごい!家庭の味方になる6品を実食レビュー
万代(大阪府)が展開する食品スーパー「万代」は、関西エリアを中心に地域密着型の店舗運営で支持を集めています。なかでも総菜売場は、近年目に見えて変化しつつあり、品質と品揃えの両面で存在感を高めています。今回は筆者が実際に購入・実食した中から、「これは家で作るよりお得でおいしい」と感じた6品をピックアップ。日々の食卓にうれしい、手軽さと味を兼ね備えた万代の総菜を紹介します。
※価格はすべて税別

「万代の総菜、こんなにおいしかった?」
食品スーパーの生鮮品といえば、「青果・鮮魚・精肉・総菜」の4部門を指す「生鮮4品」が基本とされるようになって久しくなりました。なかでも総菜売場は、近年大きく進化を遂げています。
これまで筆者は、万代ではおもに野菜や精肉、鮮魚などの生鮮素材を中心に買物をしてきました。特売品で献立を考えるスタイルだったため、総菜売場は“通過する場所”であることが多かったのです。
ところが、実際にいくつかの商品を食べてみて、驚きました。味付け、食感、彩り……どれも想像以上にレベルが高く、「万代の総菜は、こんなにおいしくなっていたのか!」と見直すきっかけになったのです。今回はそんな万代の総菜から、実際に購入・実食した6品をご紹介します。
自分で作るよりお得な店内手作りの「トマトのサラダ」
青果売場の近くにある冷蔵ケースには、「店内手作り!!新鮮な野菜を毎日カット」と書かれたPOPが目を引きます。色とりどりのカットサラダが並ぶその売場は、オープンキッチン形式になっており、スタッフが玉ねぎをスライスしたり、キャベツを刻んだりする様子がガラス越しに見えるつくり。野菜の香りがふわりと漂い、視覚と嗅覚の両方で「新鮮さ」が伝わってきます。

なかでも印象に残ったのが、「トマトのサラダ(大)」(198円)。大ぶりのトマトが8切れも入り、きゅうりはカリッとした歯切れのよさ。下に敷かれたレタスやキャベツもシャキシャキとしていて、パックを開けた瞬間の鮮度感に驚きました。2人で分けるのにちょうどよく、ボリューム的にも満足感があります。
この日の青果売場ではトマト1個が198円。そう考えると、「自分で作るよりお得」と感じさせてくれる価格設定です。店内加工の安心感とフレッシュな味わいを、気軽に取り入れられるうれしい一品です。
関西風でやさしい味わいの「ロース豚カツ重」
次にご紹介するのは、「ロース豚カツ重」(298円)。パッケージには「利尻昆布、焼津産花かつおの一番だし使用」と記されており、実際に食べてみると、出汁のうまみがじんわりと染み渡る、甘さ控えめの関西風の味付けです。

豚カツは柔らかく、ほどよく厚みがあり、衣も重すぎません。ご飯に染みたタレも濃すぎず、薄すぎず、ちょうどよいバランスです。「つゆだく」が好まれる風潮のある丼メニューですが、このくらいの加減が家庭ではむしろありがたい。298円という価格以上の満足感が得られる、お弁当タイプの総菜です。
温玉トッピングで食べごたえも十分!「完熟トマトの温玉ナポリタン」
「万代のこだわり イチオシ」として公式サイトにも掲載されていた「完熟トマトの『鉄板』温玉ナポリタン」(299円)は、店内で炒めたという調理工程にも惹かれて購入しました。

ナポリタンとしてはやや細めの麺ですが、食べてみるともちもちとした食感で、口あたりがよく仕上がっています。シャキッとした玉ねぎやピーマンも入り、彩りも味のアクセントもバランスがとれています。真っ赤なケチャップ色ではなく、やや控えめなトマト色も好印象。全体的にくどさがなく、気づけば一人前をぺろりと完食していました。
大きめの温泉玉子がトッピングされており、これで299円という価格には驚きがあります。同じ価格帯では、ベーコンが8切れ以上入った「ベーコンとアスパラの具沢山ペペロンチーノ」や、「明太子たっぷりパスタ」などの人気商品も並んでおり、売場ではどれにしようか迷っている方も多く見られました。
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