2025年「今年の一皿」は「お米グルメ」に決定!価格高騰や多様な米の楽しみ方など理由に【ぐるなび】
ぐるなびは12月3日、日本の食文化を後世に遺すためにその年の世相を反映し象徴するグルメを選ぶ「今年の一皿」に「お米グルメ」を選出した。「今年の一皿」は2014年から毎年発表しており、今回が12回目。
「お米グルメ」の選定理由として、「猛暑による不作や価格高騰により、米の安定供給への関心が高まり、食料安全保障の観点からも日本人の主食である米の存在感が改めて認識された」「玄米や雑穀米などの健康米市場が拡大。備蓄米をおいしく食べる調理の工夫や高温耐性米が注目されるなど、米の新たな価値観が広がった」「米の流通経路が多様化したほか、米粉、酒、長粒米など活用法も広がり、外食においてもさまざまな米の楽しみ方の提案が加速している」ことを理由に挙げた。
記者会見では、小池精米店三代目店主で五ツ星お米マイスター・東京米スター匠の小池理雄氏が登壇し、ぐるなび会長兼創業者で「今年の一皿」実行委員会委員長の滝久雄氏から、美術家の野老朝雄氏が制作した記念品の皿を受け取った。
その後のパネルディスカッションで、小池氏は「20年前の外食業界では価格重視だったが、コロナ禍を経て米の品質を意識する飲食店が増えている」と指摘。農事組合法人おきす代表理事の森脇康博氏は「気候変動の影響で、高温耐性米はますます必要になるのではないか」とし、米・食味鑑定士でごはんソムリエ・お米ライターの柏木智帆氏は「普段食べるうるち米だけで300品種以上あるので、色々な米を食べてほしい」と結んだ。
このほか準大賞に「抹茶」、ノミネートに「麻辣湯」と「ご当地うどん」が選ばれた。
「今年の一皿」は、「その年に流行または話題となった」「その年の社会の動きと関係が深く世相を反映している」「食文化の記録として後世に受け継ぐ価値がある」の3項目を条件に、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の検索・行動履歴などのビッグデータから抽出したワードをもとに、ぐるなび会員を対象としたアンケート、メディア関係者の審査を経て決定される。
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