アサヒ飲料、弘前地区環境整備事務組合とペットボトル水平リサイクル協定を締結

アサヒ飲料(東京)は12月1日、青森県内の6自治体(弘前市、平川市、大鰐町、藤崎町、板柳町、西目屋村)で構成する弘前地区環境整備事務組合と「ペットボトルの水平リサイクルの実施に関する協定」を締結した。同社が東北地方の自治体とペットボトルの水平リサイクルに関する協定を結ぶのは今回が初めてである。
同協定に基づく事業は、弘前地区環境整備事務組合に黒石市と田舎館村が新たに加わる2026年4月1日から開始する。
両者は協働で、8つの自治体の家庭から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生し飲料容器として再利用する「ボトルtoボトル」事業により、持続可能な循環型社会の実現に貢献する。
「ボトルtoボトル」は、石油由来のペットボトル素材を調達して製造する場合と比較して、CO2排出量が少ないペットボトルのリサイクル法だ。
今回の取り組みでは、リサイクル時に発生する残渣を少なくするため「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」と「ケミカルリサイクル(化学的再生法)」の2つのリサイクル手法を組み合わせている。メカニカルリサイクルの工程で発生し、ペット素材を多く含むパウダー状の『残余物』をケミカルリサイクルすることで、メカニカルリサイクルのみの場合と比較して更なるリサイクル率の向上を目指す。
