イオン(千葉県)、ツルハホールディングス(北海道)、ウエルシアホールディングス(東京都)は24年2月28日に資本業務提携契約を締結し、ツルハホールディングスとウエルシアホールディングスが経営統合に向けて協議を開始すると発表した。3社は資本業務提携契約の締結以降、遅くとも27年12月31日までに最終合意に係る契約を締結することをめざす。
ツルハホールディングスの24 年5月期の売上高は1 兆274 億円、国内店舗数は2653店舗(うち調剤併設736、調剤専門200)。一方のウエルシアホールディングスの24 年2 月期の売上高は1 兆2173 億円、国内店舗数は2812店舗(うち調剤併設2155)。経営統合後は売上高2 兆2000億円超、5400 店舗超の日本最大のDgS企業となる。
ウエルシアホールディングス、ツルハホールディングスに次ぐドラッグストア業界売上高第3位は1兆225億円のマツキヨココカラ&カンパニー(東京都)。ツルハとウエルシアHDの経営統合によりダントツの規模の巨大ドラッグストアグループが誕生することになる。売上高下位の企業には業界再編圧力がじわりとかかる。