カインズ、好調のマフィン専門店を初のテイクアウト特化型&社外立地で開業のねらい
新たなコンベクションオーブン導入で品質・見栄えが大きく向上
マフィンズでは、人気の「プレーン」(税込185円)や「ミルク&クリームチーズ」(同260円)など21種類のマフィンを揃える。そのうち7種類が、マフィンズでしか購入できない限定フレーバーと季節限定フレーバーで、取材時は桜餅をまるごと一つ包んだ「さくらベリー」(同300円)を季節限定商品として販売していた。


マフィンズでは製造設備をアップデートしており、新型のコンベクションオーブンを導入している。新しいコンベクションオーブンは、焼成初期の風量を抑える調整が可能で、マフィンが垂直に立ち上がるように焼き上げられるという。これにより、見た目の完成度が大きく向上した。
カインズフードサービスの須田昌広社長は「今回のコンベクションオーブンの導入でマフィンのクオリティが向上したことが、いちばんの収穫だ」と話す。こうした品質向上もあって、マフィンズで販売する商品は従来のカフェ業態よりも約2割増の価格設定となっている。
また、カフェ業態ではなくテイクアウト専門としたことで、厨房のオペレーションが効率化されている。ドリンク提供を行わないぶん、調理や補充に人員を集中でき、味や品質の向上につながっているという。中元氏は「マフィンの1日の販売目標を1000個とし、まずはマフィンズでしっかりとテイクアウト業態の基盤を築いていきたい」と抱負を語った。
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