週刊スーパーマーケットニュース イオンリテール、精肉売場新モデル「MEAT PARK」展開

アクシアル リテイリング
<中間決算>既存店好調で増収増益

 アクシアル リテイリング(新潟県)の20263月期第2四半期連結決算(2541日~930日)は、売上高が対前年同期比6.5%増の1467億円、営業利益が同1.2%増の58億円、経常利益が同1.5%増の60億円となり、増収増益で上期を折り返した。

 中間期のスーパーマーケット事業の経営成績は、売上高が同6.5%増の1464億円、営業利益は同2.7%増の58億円。また、店舗売上高は同7.4%増の1449億円で、既存店については、来店客数が同0.3%増、客単価が同6.3%増となったことを受け、売上高は同6.6%増の1414億円と伸長した。

 また、攻めの営業政策を実現するための原資確保に向け、諸経費の統制・削減やデジタル化の推進、労働時間管理などを徹底し、経費増を吸収した。営業利益、経常利益、中間純利益は、いずれも前年同期を上回る実績を確保した。

 263月期の連結業績については、主力2店舗の建替えと大規模改修による長期休業、競合の新規出店による競争激化への対応強化、賃上げの実施と社会保険料負担の増加で人件費が増加し、営業利益を圧迫することを見込み、売上高で対前期比1.5%増の2860億円、営業利益で同5.5%減の114億円、経常利益で同5.6%減の120億円を予想した。

アルビス
<中間決算>増収も営業・経常減益

 アルビス(富山県)の263月期第2四半期連結決算(2541日~930日)は、営業収益が対前年同期比3.9%増の502億円、営業利益が同10.5%減の7億円、経常利益が同6.8%減の9億円となり、増収も営業・経常減益で上期を折り返した。

 上期は、前期の新店1店舗や建替え新店2店舗の効果もあり、増収を達成。利益については、商品値上げや急激な相場変動などの影響はあったが、高利益商品やプライベートブランド(PB)商品の販売拡大、プロセスセンターの原価改善により、売上総利益率は同0.2ポイント増の30.44%となった。

 一方、賃金増など人的資本への積極的な投資を行ったことや、前期新店・建替え新店などの店舗投資による減価償却費が増加した影響で、販売費および一般管理費は7億円増の149億円となり、営業利益は8400万円減少した。

 今年度は新たに「商品開発課」を設置し、名物商品などの高付加価値商品の開発を推進。また、顧客の節約志向に応えるため、PB商品の拡大や300品目をお値打ち価格で提供する食卓応援企画などを継続して実施。6月からは、各自治体の子育て応援企画と連携した施策「ハピマル」として、毎週土・日曜日に購入金額から5%を割引くサービスを開始した。

 263月期の連結業績については、営業収益で対前期比4.0%増の1020億円、営業利益で同9.4%増の22億円、経常利益で同8.0%増の28億円を見込み、本決算は増収増益を見込む。

生鮮センターと海産・青果プロセスセンターを竣工

 アルビスは1994年から稼働していた生鮮センターを改修し、海産・青果プロセスセンターと併せ、114日に竣工した。新たに建設した海産プロセスセンターは、商品の仕分け配送に加え、出汁や製法にこだわった魚総菜の製造や、旬の地魚の一次加工、生食商品や切身のパック盛付などを行い、店舗の品揃えの安定や店舗作業の効率化を図る。

 

ページ: 1 2 3

Previous Post Next Post