ベルク、全店舗でレジ従業員用椅子の導入完了

ベルク(埼玉県)は11月10日、従業員の労働環境改善と身体的負担軽減を目的に進めてきたレジ従業員専用椅子の導入について、ベルク全店舗(クルベ店舗を除く147店舗※)で設置を完了したと発表した。(※2025年10月時点)
スーパーマーケットのレジ業務は長時間の立ち仕事が中心で、足腰への負担が課題となっていた。同社は2023年12月から一部店舗で椅子の実験導入を行い、従業員アンケートを通じて効果を検証してきた。
アンケートでは、約70%の従業員が「足(下部)」や「腰」などの身体的負担が軽減したと回答。精神的負担についても約56%が軽減を実感したとしており、導入効果が確認されたことから全店への展開を決定し、今回の導入完了に至った。
同社では、業務状況や体調に応じて着座でレジ業務を行うことができるようになり、働きやすさの向上や人材定着にも寄与するとしている。
【導入の概要】
全店導入完了日:2025年10月19日(日)
導入開始:2023年12月(実験導入開始)
対象店舗:ベルク全店舗(クルベ店舗を除く147店舗)
取り組み内容:
・安全性や作業性に配慮した椅子を各レジに設置
・座ったまま商品のスキャンや会計操作が可能
・従業員が顧客対応状況や自身の体調に応じて着座で業務にあたることが可能