「ドトール 直火焙煎ドリップ」の確かな実力 26年春夏に登場する水出しタイプにも期待

 26年春夏には「直火焙煎」シリーズ第2弾の新商品として、水出しタイプを発売予定だ。夏季の長期化に伴いアイスコーヒー需要が増加しているほか、節約志向やエコ意識の高まりによりマイボトル利用者も増加傾向にある。これらの生活スタイル変化を背景に、1袋あたり250m lの水で手軽に抽出できる水出しコーヒーを提案する。

ドトール 直火焙煎水出しコーヒー
直火焙煎シリーズ第2 弾は、水出しタイプの「ドトール 直火焙煎 香ばしく爽やかな味わい」

 低温でじっくりと時間をかけて抽出することで、まろやかで雑味のない味わいを実現。抽出時間は4~8時間で、濃さを好みに合わせて調整できる。前日に仕込んでおけば、外出先や職場でも手軽に本格的なアイスコーヒーを楽しめる点を訴求する。

「いつでも、ドトール」をキーフレーズに

ドトール直火焙煎担当者  谷田部 光則氏
営業本部 第三営業部 部長 谷田部 光則氏

 パッケージはアイスコーヒーを想起させる青を基調とし、直火焙煎ならではの香ばしさと深みを表現。購買を促進するため、試飲販売やサンプリングなどの販促施策も検討している。さらに26年秋以降には、味わいの異なるバリエーションや、ヘビーユーザー向けの大容量タイプの投入も計画しており、「直火焙煎」シリーズのラインアップ拡充を進める方針だ。

 ドトールコーヒーは「いつでも、ドトール」をキーフレーズに、家庭用コーヒー市場でのブランド力を高める取り組みを強化している。カフェで培った品質と焙煎技術を基盤に、家庭でも手軽に本格的な味わいを提供することで、今後も市場拡大をめざす構えだ。

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