週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、認知発達支援プログラムを導入
ファミリーマート(東京都)が、ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる推進に向け、外部農場に勤務する知的障がいのある社員約50名を対象に、認知機能の発達と主体性の育成を目的に、専門的な認知発達支援プログラム「夢育て1.0」を導入した。千葉県流山市の農場では、主に知的障がい、精神障がいのある社員が有機野菜の栽培に従事。今回導入した支援プログラム「夢育て1.0」は、障がいを持つ社員一人ひとりの潜在能力を引き出し、できる作業の幅を広げ、高度なチームワークや全体への目配りが必要とされる作業も担える水準をめざすことで、より豊かなキャリア醸成と自立を支援していくものだ。(11月25日~12月1日までのニュースをまとめました。)

ファミリーマート
「FAMIMA CAFÉ」の新型マシンへの切り替えが進む
ファミリーマートは、25年6月から順次、カウンターコーヒー「FAMIMA CAFÉ」の新型コーヒーマシンへの切り替えを行い、11月25日現在、全国7500店舗で切り替えが完了した。新型コーヒーマシンは、コンビニエンスストア(CVS)業界初の「挽き方調整グラインダ」を採用。「ブレンド軽め」ではコーヒー豆を粗めに挽くなど、メニューに最適な豆の挽き目で粒度を設定できるほか、カフェラテはミルクの量を調整することで顧客の好みに合わせた味わいを選べるようになった。
「ファミマフードドライブ」でJAグループと協業
ファミリーマートは、地域における食支援と食品ロスの削減を目的とした「ファミマフードドライブ」の取り組みで、農林中央金庫(東京都)と協業を開始した。11月27日のJA東京中央「芦花支店」(東京都世田谷区)への設置を皮切りに、希望する全国のJA支店で順次実施していく。協業に先立ち行ったトライアルの反響が大きかったことから、実施地域の全国拡大を決定した。
「ファミフェス2025」を開催
ファミリーマートは、ファミマのチャレンジ大発表会「FamilyMart FEST.2025」(以下、ファミフェス)を12月19日と20日、MEDIA DEPARTMENT TOKYO(東京都渋谷区)で開催する。
「ファミフェス」は、「もっと日本を元気にしたい」という想いから生まれた、ファミリーマートの“挑戦“をお披露目するイベント。「チャレンジ大発表会」をコンセプトに、23年にはCVS業界初のファッションショーを開催するなど、各界のオピニオンリーダーからも注目を集めている。
今回は、“チャレンジするほうのコンビニ”をスローガンに、ゲームやアニメなどコンビニの枠を超えたリテールエンターテイメントとしての「あそべるコンビニ」を実現する「8つのあそび方」を発表。また、コラボレーション商品の先行展示や、推し活に役立つプリントサービスやクレーンゲーム、「ファミマで『聖地巡礼』」の疑似体験も楽しめる。来場者抽選受付は11月28日から12月4日まで。
セブン–イレブン・ジャパン
「日本横断!ご当地スープ巡り」の第2弾を実施
セブン–イレブン・ジャパン(東京都:以下、セブン–イレブン)は11月25日から、全国各地から選りすぐりのご当地スープを3回に分けて販売する「日本横断!ご当地スープ巡り」を開催。今回の第2弾では、北海道で人気のスープカレー専門店「Suage」の味を再現した「Suage監修スープカレー」(398円:以下税抜)や、秋田で愛される味わいを再現した「きりたんぽ鍋風スープ」(398円)、大阪のご当地メニュー「肉吸い」発祥の老舗うどん店「千とせ」監修の「千とせ本店監修 肉吸い」(368円)を全国の店舗で順次発売していく。
「ちいかわ」コラボで15品を販売
セブン–イレブンは昨年から、「日本キャラクター大賞2025」で2年連続3度目のグランプリを受賞した「ちいかわ」とのタイアップキャンペーンをスタートしている。コラボ商品がすぐに完売する店舗が続出するなど好評企画となった。今回は、「ちいかわと冬をたのしんじゃお!セブン–イレブン×ちいかわ」として12月2日から展開。昨年よりもコラボ商品数を増やすなど、企画をパワーアップさせた。
ペットボトル回収本数が累計7億7000万本突破
セブン–イレブンは、2015年12月から設置を開始したペットボトル回収機で、25年10月末までに回収されたペットボトルが累計7億7000万本を突破。また、10月24日には、店頭へのペットボトル回収機の設置がすべての都道府県で完了し、合計4451台まで拡大した。
ローソン
<愛知県>「脱炭素×レジリエンス」の実現に向けた実証実験を開始
ローソン(東京都)はアイシン(愛知県)、MCリテールエナジー(東京都)、中部電力(愛知県)、中部電力ミライズ(同)、ローソンの5社が、12月1日にリニューアルオープンした「ローソン中川野田二丁目店」(愛知県名古屋市)で、再生可能エネルギーを最大限に活用し、店舗のCO2排出量の削減と電力の需給調整、災害時のレジリエンス強化の同時実現をめざす実証実験を開始した。
店舗の屋根上や店舗窓枠などに複数の太陽光発電設備を設置し、発電した電力を同店舗で消費。また、余剰電力を駐車場に設置した蓄電池に貯めて夜間に消費することで、再エネ由来の電力を最大限に活用する。さらに、店内の冷蔵・冷凍ショーケースにガラス扉およびアクリル扉を取り付け、消費電力量を削減。これらの取り組みにより、店舗の年間消費電力量の14%程度を再エネ由来の電力で賄うとともに、省エネによる消費電力量とCO2排出量の削減をめざす。
災害発生による停電が発生した場合には、蓄電池に貯めた電力を店舗内のPOSレジや一部設備(店内照明、コンセントなど)に活用し、有事の際の社会インフラとしての機能の維持(レジリエンス強化)につなげる。
<ローソンストア100>新作フライドチキン「じゅわっとチキン」を発売
ファストフード導入店舗(25年10月末現在、468店舗)が、新ストアコンセプト「あたらしい・おいしい・うれしい」の「おいしい」「うれしい」の一環として、クリスマスシーズンに向けた新作フライドチキン「じゅわっとチキン」を11月26日から発売した。ひと口食べた瞬間の“おいしいインパクト”にこだわった、ジューシーな1枚肉のフライドチキンで、肉のうまみがより感じられ、脂がじゅわっと広がる満足感のある商品に仕上げた。レギュラーとレッドの2種類で、いずれも税込235円。
セイコーマート
「Secomaとよとみバターキャンディ」を発売
セコマ(北海道)は「Secomaとよとみバターキャンディ」を11月24日から発売。北海道豊富町産のバターを使用したバター本来の香りとおいしさが味わえるキャンディで、濃厚ながら上品な甘さに仕上げた。バター以外に生クリームも使用することで、食べ終わりにはもう一つ食べたくなるような味わいのキャンディにした。税抜210円(茨城県・埼玉県の店舗は同220円)。