関西の人気スーパー「万代」の総菜がすごい!家庭の味方になる6品を実食レビュー

専門店の味わい!「クォーターピザ」

 2021年にベーカリーの「アルヘイム」が万代の子会社となったことをきっかけに、インストアベーカリーのある店舗が増え、総菜パンやピザのクオリティも大きく進化しています。

 なかでも印象に残ったのが、4種類の味が楽しめる「クォーターピザ」(780円)です。箱を開けた瞬間に、窯焼きの香ばしい香りがふわっと広がり、食欲をそそります。生地はもっちり、具材はそれぞれしっかりトッピングされていて、どの味も満足度の高い仕上がりです。

4種類の味が楽しめる「クォーターピザ」(780円)
4種類の味が楽しめる「クォーターピザ」(780円)

 4分の1サイズが1枚195円換算というのも、総菜パンとして考えると非常にお得。少人数家庭にも食べきりやすく、休日には「2枚よりどり1500円」のセールも実施されており、家族での食卓にも便利です。選べる種類が豊富で、売場では目移りしてしまうほどでした。

選ぶ楽しさもセットに「巻寿司各種 よりどりバイキング」

 巻き寿司はバイキング形式で陳列されており、「うなきゅう巻」や「九州産ヒレカツ巻」など、多彩なメニューから好みのものを選べます。今回選んだのはこの2品ですが、売場には鉄火巻、ねぎとろ巻、サーモンサラダ巻なども並んでおり、2本で780円、3本なら1080円という価格設定にも惹かれます。

「うなきゅう巻」と「九州産ヒレカツ巻」
「うなきゅう巻」や「九州産ヒレカツ巻」

 「うなきゅう巻」は、うなぎの皮がゴムのように固くなっていることも少なくありませんが、この商品はやわらかく仕上がっており、甘めの玉子やきゅうりとのバランスも良好です。「ヒレカツ巻」も九州産の表示がされていて安心感があり、サクッとしたカツと大葉の香りが効いた味付けで、サイズ感もちょうどよく、好みに合わせてカットできる点も嬉しいところです。

 売場では、家族連れが3本選ぶのにあれこれ迷っている姿も多く見られ、「選ぶ楽しさ」も味わえるコーナーとなっていました。

魚好きにうれしい「ぶり大根」

 鮮魚売場の一角にある魚総菜コーナーには、「お魚屋さんが仕入れた魚を使用」とPOPが掲げられ、焼き魚や煮魚がずらりと並びます。なかでも「ぶり大根」は、ブリ2切れと大根半切れ入りで298円とお得感があります。

ブリがふっくらとしており、甘すぎず濃すぎない味付けの「ぶり大根」(298円)
ブリがふっくらとしており、甘すぎず濃すぎない味付けの「ぶり大根」(298円)

 ブリはふっくら、大根も煮崩れせず、ほどよい食感を残しており、甘すぎず濃すぎない味付け。タレに不自然なとろみが付いていない点も好印象でした。

 また、同コーナーには「シマホッケ塩焼き」「銀鮭ハラス焼き」「鯛アラ煮付け」など、メニューが記された木札が並び、その日の仕入れによってラインアップが変わるライブ感のある売場です。単品の魚総菜を求める顧客のニーズにも応えており、筆者の目の前では「鯛アラ煮付け」と「ブリかま塩焼き」で悩む男性客の姿も見かけました。

万代の総菜は「家庭より手間なく、おいしく、お得に」

 万代の総菜は、かつてのような揚げ物や米飯中心から大きく進化し、今ではバリエーションも豊かで、どれも家庭で一から作るよりも“ラクで、おいしくて、お得”な一品として定着しつつあります。

 どの売場にも、SKUの多さや手づくり感があり、見た目にも華やかで、つい目移りしてしまいます。とくに総菜売場では、どれにしようか迷いながら選ぶ時間そのものが楽しく、「今日は何を買おうか」と自然と気分が上がるような魅力があります。

 これまで筆者自身は、生鮮食品の価格に注目して買い物をしていたため、総菜は“通り過ぎるだけ”の存在でした。しかし今回実際にいくつか試してみて、「味・食感・彩り、すべてが想像以上だった」と実感しました。

 日々の食事づくりにおいて、「今日は作りたくない」「もう一品ほしい」というとき、万代の総菜は間違いなく頼れる存在です。これからも、売場を通り過ぎずに、もっと楽しんで選んでみたいと思います。

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