駅前好立地にオープン! 葛飾区2店舗目「オーケー綾瀬駅前店」開店日レポート
オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は11月20日、東京都葛飾区に「オーケー綾瀬駅前店(以下、綾瀬駅前店)」をオープンした。乗降客数38万人超のJR常磐線「綾瀬」駅前という絶好の立地に出店した同店は、売場面積約218坪と標準よりややコンパクトだ。この限られたスペースで、オーケーはどのような売場をつくっているのか。オープン当日の様子をレポートする。

駅前の好立地を生かし客層問わず来店ねらう
綾瀬駅前店は、JR常磐線「綾瀬」駅から約100m、徒歩で約2分の場所にある。25年7月に新規オープンした商業施設「サンライズ綾瀬」内の地下1階に出店した。葛飾区では、「四つ木店」(17年11月オープン)に次ぐ2店舗目となる。売場面積は約218坪と、平均売場面積約400坪のオーケーとしてはやや小ぶりなサイズだ。
入居するサンライズ綾瀬は地下1階から6階までの全7フロアで構成されている。このうち、綾瀬駅前店は地下1階に売場を展開し、2階部分にバックヤードを設けている。なお、施設内には1階に116台分の自転車を収容する共用駐輪場を備える。さらに今後、4・5階にクリニックモールが開業(12月1日)し、3階に飲食店が入居(26年春)する予定となっている。
綾瀬駅前店について、オーケーの二宮涼太郎社長は「駅前の好立地ではあるものの、売場面積が小さいため、どのようにして店舗内のオペレーションを成り立たせるかに苦心した。結果的に2階にバックヤード、地下1階に売場という構成で、オーケーのスタンダードサイズ(約400坪)をそのまま縮小をしたような売場にした」と経緯を話した。
1日の乗降客数38万人を超える(24年度の1日平均:東京メトロ調べ)綾瀬駅周辺は食品スーパーが密集する激戦区だ。競合店は、約270m北に「東急ストア綾瀬店」と「イトーヨーカドー綾瀬店」、約260m東に「ビッグ・エー綾瀬店」、約290m東に「まいばすけっと綾瀬1丁目店」がある。しかし、二宮社長は「競合店は意識せず、当社の200坪前後の駅前店の売場モデルを完成させることをめざす」という。ターゲットは特定の年齢層や家族構成に絞らず、駅前という好立地を生かして幅広い客層の来店をねらう。