ベイシア、需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」を全店舗に導入

シノプス(大阪府)は、ベイシア(群馬県)が運営する食品スーパーマーケット136店舗に対し、需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」を提供すると6月25日に発表した。
「sinops-CLOUD」は、需要予測・自動発注を軸としたクラウドサービスを1カテゴリー・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で導入可能なサービスだ。在庫情報をリアルタイムで収集する「リアルタイム在庫」や45日先までの客数が予測可能な「客数予測」、販売実績や天気予報などのさまざまなデータから、店舗に最適な発注数をAIが算出する自動発注サービス、さらに惣菜の値引き率やタイミングをAIが導き出す「AI値引」などをラインナップしている。
ベイシアは2024年12月より一部店舗で「sinops-CLOUD」を導入し実証実験を行った結果、日配品の食品ロスが0.6%削減され、パンの開店時の欠品も改善されるなどの効果が確認された。この実証結果を踏まえ、今回、全136店舗での「sinops-CLOUD」の導入を決定した。2025年夏頃には全店舗での本格稼働を予定している。
【導入予定のサービス】
・sinops-CLOUD リアルタイム在庫:店舗ごとの在庫・売上情報をリアルタイムで把握できるサービス
・sinops-CLOUD 客数予測:天候・イベント等を加味し、時間帯別の客数を予測するサービス
・sinops-CLOUD 日配:日配品に特化した需要予測型自動発注サービス
・sinops-CLOUD パン:パンに特化した需要予測型自動発注サービス
・sinops-CLOUD グロサリー:グロサリーに特化した需要予測型自動発注サービス
・sinops-CLOUD 雑貨:雑貨に特化した需要予測型自動発注サービス