中国景況、3カ月連続節目割れ=トランプ関税で不透明感―6月

中国・北京の食料品店と買い物客
〔写真説明〕10日、中国・北京の食料品店と買い物客(EPA時事)

 【北京時事】中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.7と、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を3カ月連続で割り込んだ。不動産市場の冷え込みとトランプ米政権による関税を背景に、景気の先行き不透明感は根強いままだ。

 ただ、前月からは0.2ポイント改善した。米中が互いに課している関税の水準は高止まりしているものの、ピークの今春から大きく下がっており、景況感の一定程度の改善につながったもようだ。 

 外需関連指数の新規輸出受注は47.7と前月から0.2ポイント上昇。需要の強さを示す新規受注は50.2と3カ月ぶりに節目を超えた。

 同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.5と、前月から0.2ポイント上昇した。

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