ハローズ、第1四半期は営業収益が前年同期比8.6%増

ハローズ外観

 ハローズ(広島県)が6月26日に発表した2026年2月期第1四半期決算(非連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比8.6%増の539億9,600万円、営業利益が3.3%増の30億4,700万円、経常利益が3.6%増の30億5,900万円となり、営業収益は高い伸びをみせた。

 2025年3月から250店舗体制で営業収益5,000億円を達成させる長期ビジョン「西日本5000億円構想」を開始。また、5月には株主との一層の価値共有を進めることを目的に、譲渡制限付株式報酬制度の導入を決議した。

 商品面では、重点販売商品の継続的な育成と並行して、適切な品質かつ低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップに注力。低価格販売を中心とした生活防衛企画や、自社カード・アプリ会員に対する買物優遇施策も継続して行った。

 店舗運営面については、3月に岡山市の花尻店、5月に広島県福山市の神辺モール店を改装。買物がしやすい店舗づくりを進め、魅力度アップを図った。また、業務改善施策として自動発注システム拡大にも取り組んだ。

 売上高は8.6%増の525億200万円。売上総利益率は0.6ポイントほど低下して25.4%となったが、売上総利益は売上高の伸びに伴い7億6,900万円増の133億2,800万円。また、営業収入が7,900万円増えたことで、営業総利益は前年に比べて8億4,700万円増加した。

 一方、近年のインフレ環境に配慮し、従業員の生活支援を目的に賃金のベースアップを実施したことで「給料および賞与」が4億4,300万円増加。販管費全体では7億5,000万円増加して117億7,300万円に膨らんだが、営業総利益の増加分がこれを吸収し、営業利益を9,700万円増やした。

 2026年2月期の業績については、営業収益で6.4%増の2,242億1,800万円、営業利益で0.4%増の123億2,000万円、経常利益で0.5%増の123億6,000万円を計画した。

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