ベルク、第1四半期決算は2ケタ増収

ベルクの外観

 ベルク(埼玉県)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比11.0%増の1,037億1,200万円、営業利益が4.1%増の38億8,500万円、経常利益が2.7%増の39億9,100万円となり、2ケタ増収、増益で今期をスタートした。

 第1四半期の連結売上高は11.0%増の1,020億3,200万円。商品価格においては他社に比べて相対的安さを実現し、顧客を飽きさせない販売促進活動を継続させたことで、単体の既存店売上高は6.5%増と大きく伸長した。

 売上総利益率は、商品仕入価格の高騰、競争力維持のための価格強化などによる影響を受け、25.7%と0.5ポイント減少したが、売上総利益は売上高の2ケタ増によって21億2,500万増の262億3,700万円となり、営業収入を加えた営業総利益は22億7,000万円増の279億1,700万円となった。

 一方、販管費は21億1,600万円増の240億3,200万円となったが、売上高販管費率23.6%と0.2ポイント減少。従業員の賃金アップを実行したが、売上高に応じた経費コントロールを行うことで計画どおりに推移。その結果、営業総利益の増加分が販管費の増加分を吸収し、営業利益を前年同期より1億5,400万円増やすことにつながった。

 第1四半期は、茨城県つくば市に「フォルテつくば店」、茨城県龍ケ崎市に「龍ケ崎 店」を新規出店。また、既存店1店舗の改装を実施し、惣菜と簡便商品の拡充、快適な買物空間を提供するための設備更新を実施した。

 2026年2月期の連結業績については、営業収益で6.8%増の4,141億7,200万円、営業利益で6.4%増の180億9,100万円、経常利益で5.0%増の182億6,300万円を見込み、増収増益決算を計画した。

Previous Post Next Post