イオンリテールがH&BC強化に本腰! 新コスメPB「MAKE ANSWER」を投入

イオンリテール(千葉県/古澤康之社長)が新たなコスメプライベートブランド(PB)の「MAKE ANSWER(メイクアンサー)」を立ち上げた。メイクアップ商品を主軸に、幅広い年代の肌悩みに対応するベースメイクアイテムを販売し、成長著しいヘルス&ビューティケア(H&BC)カテゴリーを強化する。

イオンリテールの新たなコスメPB「MAKE ANSWER」
イオンリテールの新たなコスメPB「MAKE ANSWER」

メイクアップアイテムを中心とする新PBが誕生

 イオンリテールは85日、新たなコスメブランド「MAKE ANSWER」を展開することを発表した。MAKE ANSWERは、化粧品を手掛ける伊勢半グループ傘下で数々のヒット商品を生み出してきたエリザベス(東京都/鈴木基樹社長)と、約1年の月日かけて共同開発したブランドである。コンセプトは、「欲張りなメイク悩みに対して“ベストアンサー”を提案するブランド」。幅広い年代のユーザーがメイクの楽しさを再発見し、前向きに自信を持って毎日を過ごしてもらいたいという思いが商品に込められている。

 同ブランドは、メイクアップアイテムを主軸とする。これまでイオンリテールが展開してきたコスメPBGLAMATICAL(グラマティカル)」や「COPERNICA(コペルニカ)」は、美容原液や洗顔料といったスキンケアアイテムが中心だった。スキンケアに加えてメイクアップアイテムも展開することで、幅広いお客のニーズに応えていくねらいだ。

「毛穴」「乾燥」に特化したベースメイク商品をラインアップ

 今回開発したのは、化粧の土台をつくるベースメイク商品である。ラインアップは「スキンスムース ポイントベース」(1300円)、「スキンスムース トーンアップベース」(1800円)といった化粧下地のほか、「スキンムース リキッドファンデ」(2600円)、「スキンムース パウダーファンデ」(2400円)、「スキンスムース ルーセントパウダー」(2400円)など、全5アイテム・11SKUにわたる。価格はGLAMATICALCOPERNICAと同水準で、ナショナルブランドに比べると手頃だ。商品は815日より、全国の「イオン」「イオンスタイル」469店舗で順次販売を開始。あわせて、「イオンスタイルオンライン」や「イオンネットスーパー」でも取り扱う予定だ。

「スキンスムース ポイントベース」(左)と「スキンスムース トーンアップベース」(右)。トーンアップベースは3色展開する。
「スキンスムース ポイントベース」(左)と「スキンスムース トーンアップベース」(右)。トーンアップベースは3色展開する。

 商品の特徴は、年代を問わず多くの人が悩みを抱える「毛穴の凹凸」や「乾燥による化粧くずれ」に特化している点だ。乾燥を防ぐため、全アイテムに共通して「ナイアシンアミド」「レチノール誘導体」「ビタミンC誘導体」の3種のうるおい美容液成分を配合している。いずれも薄付きでも高いカバー力がある「極薄フィルターベース」の仕様で、テカリ肌、くすみ、くま、色むらといったさまざまな肌悩みに応える商品となっている。

イオンリテール H&BC本部 ビューティ商品部 兼 商品開発マネージャーの金恩卿氏
イオンリテール H&BC本部 ビューティ商品部 兼 商品開発マネージャーの金恩卿氏

 HBCは、イオンリテールのなかでも売上高が伸びているカテゴリーのひとつだ。新ブランドの立ち上げは、HBC領域のさらなる強化につながる取り組みといえる。同社 HBC本部 ビューティ商品部 兼 商品開発マネージャーの金恩卿氏は、「お客さまの多様なニーズに応えられるよう、細部までこだわって開発を進めた。お客さまに使い心地の良さを実感していただき、2030代を中心として幅広い年代の方のニーズを取り込んでいきたい」と意気込みを語った。

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