〔海外決算〕米スタバ、1~3月期は増収減益=北米で低迷

【ニューヨーク時事】米コーヒーチェーン最大手スターバックスが29日発表した2025年1~3月期(第2四半期)決算は前年同期比で2%の増収、50%の減益となった。重要市場である北米の既存店売上高は引き続き不調だったが、海外事業は改善した。
米メディアによると調整後の1株当たり利益は市場予想を下回った。
既存店売上高は世界全体が1%減。キャシー・スミス最高財務責任者(CFO)は「当社の潜在能力にはほど遠い業績だが、事業の再構築に取り組んでいる」と強調した。スタバは2月には、コーポレート部門の従業員を1100人削減すると発表するなど組織の合理化を進める。
◇スターバックス(SBUX)の決算の概要
25年1~3月 前年同期
売上高 8,761 8,563
純利益 384 772
1株利益 0.41 0.68
※既存店売上高
全体 1%減
北米 1%減
中国 横ばい
(注)売上高と純利益は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。既存店売上高は前年同期比。