【新店速報】千葉の有力ローカル・ナリタヤが生鮮強化型新フォーマット2号店を出店!
千葉地盤のローカルスーパー、ナリタヤ(菊川一平社長)が9月6日に「GRAN KITCHENナリタヤ 八街店」(以下、八街店)をオープンした。同社が2023年より展開している生鮮強化型の新フォーマット「GRAN KITCHEN」の2店目となる店舗で、自社開発の複合型商業施設「GRAN8MALL(グランエイトモール)」の核店舗の位置づけだ。同月4日のプレオープン時の模様をレポートする。

生鮮強化フォーマット「GRAN KITCHEN」2号店
「ナリタヤ」「ナリタヤ食彩館」の屋号で千葉県中央部で食品スーパーを展開するナリタヤ。同社13店舗目となる八街店は、生鮮強化型の新フォーマット「GRAN KITCHEN」で、2023年7月にスクラップ&ビルドにより開業した「GRAN KITCHENナリタヤ 布佐店」(千葉県我孫子市)に続く2店舗目の出店となる。
店舗はJR総武本線「榎戸」駅からクルマで約7分の場所にある。自社開発の複合施設「グランエイトモール」の核店舗で、同店のほか「モスバーガー」や「ヤックスドラッグ」、「ニトリ」など5つのテナントが入る。施設周辺は国道409号と県道が交わるアクセスがよい好立地のため、広域からの集客を見込んで商圏は通常のスーパーより広い7kmに設定している。

八街店の売場面積は同社最大の1940㎡。約1万SKUを取り扱う。いちばんの見どころは、青果・鮮魚・精肉・総菜の各部門で対面販売や対面サービスに注力している点だ。また、お客の目の前で調理・加工を行う「ライブキッチン」を設け、ライブ感も演出する。
たとえば青果では、売場中央付近に対面サービスの作業場を設置し、お客の要望に応じて商品の小分け販売に応じる。ベーカリーでは、食パンを希望のサイズにカットするサービスを提供している。

精肉では、同社初となる対面販売コーナーを設置。「豚ロース味噌漬け」「サムギョプサル」など約10種類を量り売りするほか、ブロック肉などはお客の要望に応じてカットする。

総菜は、ライブキッチンの最前面に焼き場を設け、焼鳥や焼きそばなどのメニューを提供する。

このほか、各部門で即食商品の品揃えを強化している。青果は新鮮な果物を使ったフルーツサンド、鮮魚は明太子を1本丸ごと使った「痛風おにぎり」、精肉は「肉巻きおにぎり」などを売場に並べていた。

八街店はこうした取り組みによって、年商目標(初年度)を25億円に掲げる。山本広明店長は「お客さまを飽きさせない、毎日が楽しくなるような売場づくりやイベントを行って、多くのお客さまに来店いただけるようにしたい」と意気込みを語った。
(店舗概要)
開店日 2025年9月6日
所在地 千葉県八街市八街は11-1
店長 山本広明
売場面積 1940㎡
年商目標 25億円(初年度)
駐車台数 300台(全体)
従業員数 150人(正社員19人)