アマゾン、名古屋に西日本最大の拠点整備=太陽光発電、壁面に初導入

アマゾンジャパン(東京)は17日、さまざまな種類の商品を保管し出荷する西日本最大の物流拠点を名古屋市で報道陣に公開した。8月に稼働したもので、アマゾングループで世界初となる壁面を利用した太陽光発電を導入するなど、省エネ対策にも力を入れた。新拠点により、東海地方での商品配送がより迅速になるという。
施設では1900万個以上の商品を在庫として保管し、最大1日約60万個を出荷する。荷物運搬にはロボットを活用し、従業員の作業負担の軽減につなげる。省エネ対策として、5.5メガワットの太陽光発電設備を設置したほか、地中熱を利用する空調設備を導入した。
アマゾンジャパンの渡辺宏聡統括本部長は、「当日配送できる商品の品ぞろえが増える」と意欲を示した。