オークワ、中間決算は営業・経常利益が3ケタ増で大幅回復
オークワ(和歌山県)が9月30日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年2月21日~8月20日)は、営業収益が前年同期比1.5%増の1,244億4,800万円、営業利益が135.2%増の5億7,900万円、経常利益が114.0%増の6億7,000万円となり、営業・経常利益は前年同期を大幅に上回って3ケタ増で急回復した。
上期は、重点施策である「業態の再構築」、「店舗の生産性の向上」、「オークワブランドの商品開発拡大」、「マーケティング戦略の構築」、「業務革新によるコスト削減具現化」、「人的資本価値の最大化」、「サステナビリティ経営の深耕」などの取り組みを推進。新店については、6月に「豊明店」(愛知県豊明市)をオープンした。
連結子会社の状況は、外食のオークフーズが外食需要の回復に伴う客数増加と管理面の強化によって増収増益を果たし、農産物加工・配送を行うサンライズは、業務面を見直して効率化を図り、増益となった。
連結ベースの売上総利益は7億4,600万円増の325億1,400万円。売上総利益率は0.25ポイント改善して27.57%まで高めた。不動産賃貸収入とその他の営業収入を合わせた営業収入合計は2億1,300万円増の65億400万円で、これに売上総利益を加えた営業総利益は9億5,900万円増の390億1,900万円に伸長。
販管費は6億2,500万円増加したが、営業総利益の増加分がこれを吸収し、営業利益は前年同期の2億4,600万円から3億3,300万円増加して5億7,900万円を計上した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で3.5%増の2,590億円、営業利益で58.1%増の21億円、経常利益で45.6%増の21億円を見通し、増収・2ケタ増益の決算を計画した。