コメ、5週連続4000円台=6円安も高止まり―農水省

農林水産省は10日、全国のスーパー約1000店舗で9月29日~10月5日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より6円安い4205円だったと発表した。3週続けて下落したものの、5週連続で4000円を上回った。
販売数量の割合は、高値傾向にある新米を含む「銘柄米」が75%を占め、政府備蓄米などの「ブレンド米」は25%にとどまった。構成比は3週連続で変わっておらず、4000円超の高止まりが続く原因になっているとみられる。
銘柄米の平均価格は5週連続で値上がりし、前週比3円高の4411円だった。一方、ブレンド米の平均価格は35円安い3590円と、3週連続で値下がりした。
スーパー約1200店を対象とした別の調査でも全体の平均価格は値下がりし、17円安い3522円だった。ドラッグストアなどの小売店約6000店の調査では上昇に転じ、80円高い4075円だった。