日本アクセス、新物流拠点「久喜低温物流センター」を開設

日本アクセス(東京都)は11月、首都圏の物流体制強化と成長戦略を支えるインフラ整備の一環として、埼玉県久喜市に新物流拠点「久喜低温物流センター」を開設する。
同社は、エリア別の市場動向や人口増減、得意先の戦略など、物流環境の変化を踏まえた中長期的なロジスティクス戦略を策定し、全体最適を目指した物流体制の構築を進めている。
その中でも、首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)における物流拠点は、市場環境の変化を背景に、施設の狭隘化が進行しており課題となっている。同社はこうした課題を解決し、今後の成長戦略を支えるインフラとして、新たに久喜低温物流センターを設置する。
同センターでは、ケースシャトルを主体とするマテハン(マテリアルハンドリング)機器を積極的に導入・活用することで、作業の効率化と省力化を図る。これにより、従業員の負担軽減とともに、作業精度の向上による物流品質の強化や、首都圏における低温度帯商品の安定供給体制の強化を目指し、安定したサービス提供体制を構築する。
また、こうした設備投資は、物流業界が直面する人手不足などの社会的課題への対応策としても位置づけており、持続可能な物流体制の確立に向けた重要な取り組みとして推進している。
【施設概要】
センター名:日本アクセス 久喜低温物流センター
稼働日:2025年11月9日発注分、11月10日納品分から
所在地:〒340-0206 埼玉県久喜市西大輪字原215番4他
総敷地面積:約5,300坪(地上3階建て)