カワチ薬品、中間期は2ケタの営業・経常減益

カワチ薬品(栃木県)が10月29日に発表した2026年3月期第2四半期決算(連結2025年3月16日~9月15日)は、売上高が前年同期比1.4%減の1,453億5,700万円、営業利益が21.9%減の32億900万円、経常利益が16.2%減の38億600万円となり、2ケタの営業・経常減益となった。
上期は、競合各社の出店増に加え、各種商材の値上げによる買い控えが進み、業態の垣根を超えた競争は一層激しさを増すなか、同社グループにおいては、専門性強化策として予防医療の観点から健康食品などの商品拡充を図ったことに加え、相次ぐ値上げに対して販売価格の見直しにも注力。また、在庫適正化についても進めた。
新規出店は、既存の展開地区である栃木県に3店舗、福島県、茨城県に各1店舗の計5店舗を出店。調剤薬局は、栃木県に2件、茨城県に1件の計3件を併設。中間期末のグループ店舗数を計385店舗(うち調剤併設159店舗)とした。
売上総利益率は約0.1ポイント低下して22.84%となり、売上総利益は5億9,600万円減の331億9,500万円。一方、販管費は3億200万円増の299億8,500万円となり、営業利益は前年同期より8億9,800万円減少した。
今回の決算を踏まえ同社では2026年3月期の連結業績予想を修正、売上高は前回予想から50億円減の2,870億円(前期比0.3%減)、営業利益は同18億円減の60億円(同19.6%減)、経常利益は同17億円減の70億円(同16.1%減)を見込んでいる。