バロー、大阪屋ショップと競合! 平和堂が富山県高岡市にNSC新設へ【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、この1週間(10月29日~11月4日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく届出情報は5件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降は各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していこう。

今週、新規に届出情報を確認できたのは5件だった。ドラッグストアからは2件で、クスリのアオキ(石川県)が岩手県奥州市、ザグザグ(岡山県)が広島県東広島市にそれぞれ1店舗を新規出店する。
非食品関連では2件。富山県富山市にワークマン(東京都)が「(仮称)ワークマンカラーズ富山大広田店」を新設する。出店地は複合商業施設「イータウン大広田」の隣接地。同施設は2025年5月に開業しており、中核テナントの「アルビス」も同時にオープンしている。直近では、隣接地に「DAISO」が10月24日に開業。ワークマンを加えることでワンストップショッピングの機能が強化されることになる。
また、神奈川県川崎市に「家具の大正堂」が新規出店する。「ルームズ大正堂」の屋号でアウトレット家具専門店を展開する同社。出店地は、2021年6月にオープンした「オーケー登戸店」と同じ住所となっている。
食品小売からは1件で、平和堂が富山県北西部にある高岡市に出店する。あいの風とやま鉄道「高岡やぶなみ」駅から直線距離で約550mの場所に出店する。ややルーラルな立地ではあるものの店舗周辺は住宅街が広がっており、1km圏内に「スーパーマーケットバロー高岡木津店」「大阪屋ショップ上北島店」などの競合店がある。
届出情報に記載の店舗面積は5775㎡。富山県が公表している届出情報の添付図面をみると、新設する施設は4棟で構成され、このうち平和堂が出店する建物の店舗面積は2524㎡。平和堂の食品スーパーフォーマット「フレンドマート」を核に複数のテナントが入る、近隣型ショッピングセンター(NSC)となりそうだ。
