週刊スーパーマーケットニュース 万代、食品ロス削減プログラムの実施店舗を拡大

万代(大阪府)は、一部店舗で実施していた食品ロス削減プログラム「もぐもぐチャレンジ」を、10月27日から全店で実施している。賞味・消費期限が迫った商品に貼られたシール「もぐもぐシール」を集め、抽選や寄付活動に充てる顧客参加型の食品ロス削減プログラムだ。

万代西宮今津店外観

デリシア
子育てサポートが評価され「くるみん認定」取得

 デリシア(長野県)は、厚生労働大臣が認定する「くるみん認定」を取得した。同社は次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画で定めた目標を達成し、一定の基準を満たしたことから認定を受けた。今回の認定取得にあたり以下の2つの項目を達成した。

  • 管理職候補として、係長職にある者に占める女性労働者の割合が、目標10%に対して実績5
  • 計画期間内に育児休業取得率の目標数値達成が、男性社員取得率80%以上の目標に対して実績133%、女性社員取得率90%以上の目標に対して実績164%(「計画期間内に出産した社員数」に占める「計画期間内に育児休業を取得した社員数」の割合となるため、100%を超えることがある

イオン
過去最大規模の「イオン イタリアフェア」を開催

 イオン(千葉県)は1030日から113日までの5日間、「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国のグループ20社・約1700店舗で、過去最大規模の「イオン イタリアフェア」を開催した。さまざまな直輸入食品をはじめ、衣料品や暮らしの品、オリジナルのスイーツや総菜など、イタリアの魅力を伝える過去最多の約720品目を販売。

日本チェーンストア協会
物価高状況下で売上高対前年同月クリア

 日本チェーンストア協会(東京都)の「販売統計9月度速報」によると、売上高構成比で最も高い食料品が71.7%の7213億円、店舗調整後の伸びは対前年同月比1.6%増となった。日本スーパーマーケット協会(東京都)の「販売統計調査9月実績速報版」によれば、売上高構成比で92.1%を占める食品が既存店ベースで同2.7%増、全店売上高で9878億円を売上げた。いずれも前年同月をクリアした。

 「物価高における食品買い物行動についてのアンケート結果」(日本チェーンストア協会)によれば、1点単価上昇と客当たりの買上点数の下落がともに進行し、この5年間で1点単価が約20%上昇したのに対し、買上点数は約12%下落したという。特売日・割引日などへの客足の集中、クーポン・ポイント利用の増加、低価格なブランドへのスイッチ、安価な競合店へのシフトに加え、より安い特売品・プライベートブランド(PB)などに流れ、余計なものは買わない傾向が買上率を下げていると指摘した。

 

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