Uber Eatsが2025年のトレンドランキングを発表 「麻辣湯」が独走状態!?
食品・日用品部門では「暮らしのレスキュー役」としての利用が広がる
食品・日用品部門では、「天然水」「牛乳」「納豆」「もやし」「卵」など、日常の食卓に欠かせない食材が多くランクインした。「今すぐに必要」「今晩使いたい」といった即時ニーズが強く表れていることがわかった。
その中でもペットボトル飲料が20品中7品を占め、「天然水」「緑茶」「コーラ」などが上位にランクインしている。重い・かさばるものを持ち運びたくないという生活者心理が反映されているのだろう。
また、「じゃがりこ」「堅あげポテト」「スーパーカップ」などのスナックやアイスといった手軽なご褒美商品も人気で、「今ほしいものを、今すぐに」届ける手段として活用されていることがうかがえる。

体調不良時での利用が広がるドラッグストア部門
ドラッグストア部門では、体調不良時の頼れる存在として利用が拡大している。「ポカリスエット」「ゼリー飲料」「経口補水液」「冷却シート」など、体調管理や急な不調に対応する商品が多数ランクイン。とくに「解熱鎮痛薬」が上位に入り、体調を崩した際に外出せず必要なものをすぐ手に入れたいという際にも、Uber Eatsが重宝されているようだ。
また、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどかさばる日用品も上位にランクインし、Uber Eatsが「食」にとどまらず、緊急対応や即時ニーズを支える生活インフラとして機能していることが明らかになった。

専門性の高い商品が上位にランクイン
全国20店舗未満のチェーンを含む中小規模飲食店部門では、「麻辣湯(マーラータン)」「ケバブ丼」「まぜそば」など専門性の高いメニューが上位にランクインした。
とくに「麻辣湯」や「ケバブ丼」などのスパイス・エスニック系メニューが上位を占め、自宅で再現が難しい本格的な味を気軽に楽しむスタイルが広がっていることがわかる。中小・個人店ならではの独自の味づくりが、大手チェーンにはない、日常に新しい食体験をもたらしているといえる。

この一年は、「麻辣湯」のブームが年間を通じて継続したこと、気持ちを届けるギフト需要が拡大していること、そして生活必需品に対する「いますぐほしい」という即時ニーズが顕著であることが、トレンドとして読み取れる。
【調査概要】
- 調査期間:2024年10月1日から2025年9月30日
- 調査対象:調査期間中のUber Eatsの注文アイテム
【集計方法】
- [年間データ] Uber Eatsのメニュー名毎の注文データをもとに集計。
- [食品・日用品部門・ドラッグストア部門・料理部門・デザート部門] 注文件数が多かった上位100件をカテゴリー毎に集計し、上位10と上位20を抽出。
- [中小規模飲食店部門] 全国20店舗未満のチェーン店を含む中小規模の飲食店において、注文件数が多かった上位100件をカテゴリー毎に集計し、上位10を抽出。