イケア・ジャパン、11月12日、愛知県西尾市と包括連携協定を締結

イケア・ジャパン(千葉県)は11月12日、愛知県西尾市と包括連携協定を締結した。
東海地方初のイケア店舗として2017年に長久手市にオープンしたIKEA長久手(愛知県長久手市)は、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」の理念のもと、持続可能な地域共生社会の実現を目的に、西尾市と同協定を締結した。
今回の協定締結により、西尾市の地域課題に対してイケアと市が連携して取り組み、市民サービスの向上や地域活性化を図る。今後は、地域共生、子育て支援、障がい者支援、多文化共生、地域産業振興など多方面での協力を展開していく。
具体的な取り組みとしては、西尾市が令和8年度に会議棟1階へ開設を予定する「つながりの輪サポートステーション」において、イケアが空間を構築するほか、市民向けのサステナビリティツアーをイケア店舗で実施する計画である。また、中学校の校外学習受け入れにも協力する。
障がい者支援では、家具類の組立作業の補助に障がい者が参加できる仕組みを提供するほか、職場見学を受け入れることで就労理解を促進する。さらに、外国にルーツを持つ子どもや若者を対象とした職場見学も実施し、多文化共生の推進にも寄与する。