関東で攻勢の薬王堂が北茨城市に新規出店【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、この1週間(11月18日~11月25日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく届出情報は11件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降は各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していこう。

今週、新規に届出情報を確認できたのは11件。このうち7件が出店意欲旺盛な食品強化型ドラッグストアで、クスリのアオキ(石川県)が3件、コスモス薬品(福岡県)が2件、ドラッグストアモリ(福岡県)と薬王堂(岩手県)がそれぞれ1件だった。2025年4月に関東に進出して以降、怒濤の出店を続ける薬王堂は、茨城県北茨城市に「薬王堂北茨城中郷店」を出店。北茨城市初の出店となる見通しだ。
トライアルカンパニー(福岡県)からは2件。千葉県山武市、徳島県阿波市にスーパーセンター業態で新規出店する。いずれも店舗面積3000㎡超えの大型店になる見通しだ。
食品スーパーではヤオコー(埼玉県)の新規出店が明らかとなった。千葉県船橋市に「ヤオコー船橋薬園台」を出店する。出店予定地は京成電鉄松戸線「薬園台」駅西口近くの場所。店舗面積は1877㎡。出店時期は2026年5月となっている。ヤオコーは「船橋三咲店」「船橋三山店」と船橋市内に2店舗を展開しており、市内ドミナントをさらに深耕する構え。
また、出店地の周辺は、隣接地に「西友薬園台店」があるほか、線路を挟んだ駅東口側には、「コープ薬園台店」、船橋・市川ローカルの「エコ・ピア」の「薬園台店」などが構える食品スーパーの激戦区となっている。ヤオコー参戦で競争激化は必至だ。
