トライアルグループの新フォーマット1号店「トライアル西友花小金井店」の売場を速報!
総菜は「九州」のご当地メニューをアピール
トライアルグループのこはく本舗(福岡県/北川雅章社長:旧明治屋)が運営する総菜売場では、第1平台で「チキン南蛮」「ポテサラちくわ天」など、トライアルが地盤とする九州のご当地メニューを提案。トライアル名物の「ロースかつ重」「自社製おはぎ」は量感たっぷりに陳列しアピールしていた。


また、トライアルでは袋・パックでのまとめ売りがメーンだったインストアベーカリーは、一部商品でバラの裸売りにチャレンジしている。

また、取材時は鮮魚と精肉の境目にある冷凍平台ケースを使い、九州で高い知名度を誇るアイスクリーム「ブラックモンブラン」や、関東進出が話題を集めた「資さんうどん」の商品をコーナー展開。このほかにも食品売場全体でローカル商品を各カテゴリーに差し込んで”九州愛”をアピールし、競合との差別化を図る。


このほか2階の非食品売場では、エスカレーター付近にビューティとドラッグの売場を配置。とくにビューティは近隣に買い場が少ないことから、前述の若年層の取り込みを企図して新たに設けた。
お客の反応に合わせ売場は柔軟に変更
STリテールの出口直樹社長は、出店にあたり「SuCに比べると売場サイズは当然小さく、トライアルのこれまでの常識は通用しない。カテゴリーごとにアイテムを深掘りするか、あるいは絞り込むのか、難しい判断が迫られた」と振り返る。
今後は、顧客の反応を見ながら、売場構成は柔軟に変化させていくとしている。
※トライアル西友花小金井店については、ダイヤモンド・チェーンストア12月15日・1月1日合併号およびダイヤモンド・チェーンストアオンラインにて、より詳しいレポートを掲載予定です。
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