ツルハHD、OTC医薬品の購入履歴を「EPARKお薬手帳」に自動記録する無料サービスを開始

ドラッグストア事業を展開するツルハホールディングス(北海道)は11月25日、グループのドラッグストアおよび調剤薬局におけるOTC医薬品の購入履歴を、くすりの窓口(東京都)が提供するEPARKお薬手帳と連携する無料サービスを開始した。OTC医薬品の購入履歴が自動で記録される仕組みは、同アプリでは初の取り組みとなる。
同サービスでは、全国のツルハグループのドラッグストア・調剤薬局でOTC医薬品を購入する際、ツルハグループアプリまたはポイントカードを提示すると、購入から2~3日後に商品名などの履歴が「EPARKお薬手帳」アプリのお薬手帳欄に自動記録される。
利用料金は無料で、ポイントカードを提示して購入したOTC医薬品の商品名などが記録の対象となる。
利用には「EPARKお薬手帳」アプリのインストールとユーザー登録、ならびに同アプリへのツルハグループ会員IDの登録が必要だ。初回登録時のみ、過去約3年分のOTC医薬品購入履歴がまとめて連携される。
利用者の主なメリットとして、OTC医薬品の使用履歴を簡単に振り返れる点や、飲み合わせや使いすぎに関する不安を薬剤師や登録販売者、医師に具体的に相談しやすくなる点が挙げられる。また、出張や転居などで利用店舗が変わっても、購入履歴を一つにまとめて管理できる。
ツルハホールディングスは、プライマリ・ケアの社会実装への貢献を目的に、生活者が状況に応じて適切なケアや相談先を選べるセルフケア環境づくりを進めている。今回のサービスをDXによる価値提供の一環と位置づけ、今後もさまざまな協業先とのデータ連携を広げながら、日常の健康管理を支援していくとしている。