「飲み放題」新規出店は右肩下がりも25年は2000店超を維持【Review調べ】
全国の実在する店舗・施設・法人などのデータを独自に収集・整備し提供するReview(リビュー/大阪・御堂筋本町、藤本茂夫社長)が、独自に調査した2023年1月〜2025年10月の約3年間で新規開業した「飲み放題メニューのある飲食店」調査によると、「飲み放題」業態の新規開業は右肩下がりとなっていることが分かった。
同調査によると、「飲み放題メニュー」がある新規開業は2023年が3922店、24年が3558店、25年(1〜10月)が2185店だった。25年は2カ月分少ないものの24年を下回ると見込まれる。同社では、「開業数は減っているものの高い水準を維持しており、宴会・団体利用と親和性の高い業態への出店が、継続的に行われていることが分かった」としている。
また、今年の外食トレンドとしては、昭和レトロを現代風にアレンジした「ネオ大衆酒場」、グループで料理をシェアしながら楽しむスタイルが定着したことで人気が継続している「チーズビストロ」、幅広い年代から支持される王道カテゴリの「焼鳥系専門店」の3業態が大きく伸びたという。
同社はこの結果について、「これらの業態はいずれも飲み放題プランとの相性が良く、忘年会などの大人数利用を前提とした集客力を備えている。〝見栄え〟と〝利用しやすさ〟の両面を備えた業態で、飲み放題プランを付けやすく、店選びを任される幹事が選びやすく、団体客を受け入れやすいレイアウト・席構成といった特徴を持つ」と分析。さらに、「飲み放題業態の開業が一定水準で推移していることは、外食市場がグループ利用を取り込みながら緩やかに回復している動きを示す1つの指標と言える」とした。
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