”昭和的経営”で快進撃! D2Cマーケの成長株・売れるネット広告社グループ成長の理由
3年で売上100億円突破のシナリオ

上場企業となって1年半足らずで6社をM&Aし、グループ会社2社を立ち上げた。加えて4つの新規事業に乗り出し、2社に出資、4社との業務提携契約を結んだ。25年4月には2億9000万円の資金調達を完了。今後3年で10社程度をM&Aで子会社に加える算段で、売上高100億円を目指している。
「上場するまでに手がけてきたサービスは実は限られていて、LP特化型クラウドサービス、 LP制作、成果報酬型広告、純広告、ネット広告とLPコンサルティングの5つ。今後は運用型広告、インフルエンサーのキャスティング、CRM支援、モール領域支援、オフライン広告領域支援など、全部で20の事業領域に広げていく計画を立てている。そのために毎年のグループ年間売上高と同じ額の予算でM&Aを繰り返していく」(加藤社長)
具体的なイメージは、25年度の売上予想16億5000万円と同程度の金額でのM&Aを26年度に実施。27年度は30億円~35億円の売上高で30億円~35億円のM&Aを実施。28年度は売上高60億円~70億円でM&Aに60億円~70億円を使って目標の売上高100億円を突破し、120億円~140億円の計上を見込む。
「より攻めて、ダイレクトマーケティング分野で日本一、世界一の会社になりたい。まずは売上高100億円の目標を達成し、ゆくゆくは1000億円にするロードマップを描いている」(加藤社長)
掲げるビジョンは、世界中をダイレクトマーケティング(売れる広告)だらけにすること。昭和的でウエットな経営も、働く人材が持てる能力を最大限に発揮して活躍するための戦略であり、事業を成功に導く法則といえそうだ。