海の向こうのセブン-イレブンに学ぶ—SCMと販促改革の最前線
さらにAIが、分析結果に基づいて優先施策や見直すべき施策を提案。限られた予算・リソースの「選択と集中」が可能となり、販促による利益は15%以上改善しました。施策結果の可視化により、取引先とのリベート交渉も有利に進められるようになりました。
日本でも多くの販促施策が行われていますが、施策ごとの効果を正確に測定できていないケースが多く、改善の余地が大きい領域です。
たとえば、おにぎりの販促強化でサンドイッチの売上が落ち、トータルでは利益が減少したケースや、ある販促による売上増が、実際には「ポイント5倍デー」などの全体施策の影響だったケースなどが考えられます。
こうした影響を正確に把握できなければ、販促が本当に利益拡大につながっているか正しい判断ができません。商品間の影響や、施策間の干渉を適切に分析し、純粋な販促効果を可視化することは、利益改善に直結する取り組みとなるでしょう。
逆境を力に変える──今、小売に求められる変革
これらの事例が示しているのは、「人手不足=経営危機」とは限らないということです。むしろ、こうした局面こそが、現場の勘や経験に依存した属人的な運用から脱却し、再現性のある仕組みへと変革を進める絶好のチャンスになり得ます。
こうした変革を支えているのが、小売計画プラットフォームのリーダーである RELEX ソリューションズです。同社は、世界600社以上への導入実績を誇り、今回ご紹介した事例のほかにも、The Home Depot、ALDI、Sephora など、様々な小売企業の業務変革を支援してきました。
今回ご紹介したケースを始め、統合SCMや販促最適化、棚割など、いま小売業に求められる変革を事例とともに解説しています。ご興味のある方はオンラインセミナーのアーカイブをご視聴ください。
RELEXはNRF APAC 2025に出展
RELEXは、2025年6月にシンガポールで開催される NRF APAC 2025に、スポンサーとして出展します。現地で、最新のソリューションや事例をご紹介するほか、来場者同士の交流を目的としたカクテルパーティも開催予定です。RELEX NRF公式ページより、イベントのチェックとご参加登録をぜひご検討ください。
テクノロジーをどう活用するかは、私たちの意思次第です。今こそ、AIと共に現場を進化させ、持続可能な小売の未来をつくっていきましょう。