速報!バロー関東1号店「横浜下永谷店」 オープン日の模様を徹底レポート

11月21日、バロー(岐阜県)の関東1号店「スーパーマーケットバロー横浜下永谷店」(以下、下永谷店)がついにオープンした。売場面積約600坪、約300台の駐車場を備えた関東攻略に向けた旗艦店となる店舗だ。オープン日の様子を速報する。

スーパーマーケットバロー横浜下永谷店の外観

店前は長蛇の行列、「バロー渋滞」も

 11月21日の朝9時半。開店予定時間の少し前に店舗を訪れると、店前を通る「環状2号線」は駐車場待ちの“バロー渋滞”が発生し、店舗入口からは250mを超える行列が伸びていた。

 予定より30分ほど早い9時過ぎの開店となったものの、入店待ち行列は途切れず、取材を終えた正午過ぎも同じ状態が続いていた。バローホールディングス(以下、バローHD)の広報担当者によれば、9時過ぎ時点の行列は約500人とのことだが、実際はそれ以上の人数が並んでいたと思われる。

 入店規制をかけていたものの店内も大混雑で、とくに生鮮食品売場は身動きが取れないほどの人だかり。どのお客も開店セール商品を買物カゴいっぱいに入れ、レジ待ち行列は主通路奥側まで達していた。

 まさに大盛況で迎えたバローの関東進出初日。開店後、取材に応じたバローHDの小池孝幸社長は「新しいところに出ていくときは、認知してもらうまでに時間がかかる。実際に、関西に出ていったときもお客さまの反応を見ながらチューンアップしていった。だが、今回はお客さまが事前にバローのことを知ってくださっているという印象だ」と話した。テレビをはじめとした関東の大手メディアがバロー進出を取り上げたことが影響したという。

入店待ちの行列は約250m離れた「すき家」にまで達していた

環状2号線沿い、ヤマダデンキ跡地に居抜き出店

 今回、オープンした下永谷店は、バローにとって「関東バローの旗艦店舗」の位置づけとなる。この出店を皮切りに、神奈川県内を中心にドミナントを築いていく。

 1号店はどのような店なのか。下永谷店は、JR「東戸塚」駅から直線距離で約2kmの場所にある。横浜市の市街地を南北に結ぶ主要環状道路「環状2号線」沿い、「ヤマダデンキテックランド横浜本店」の退店跡に居抜き出店した。

 商圏の考え方について、小池社長は「通常、3km~5kmを商圏としているが、当社の『デスティネーションストア(D・S)』では、より遠方から来てもらいたいというのが基本的な考え。既存店では10km以上を商圏としている店もある。下永谷店は3kmを基本商圏としつつも、1号店ということもあるので、爆弾を投下するようなかたちで広域から取れるとみている」と話す。

バローHDの小池社長

 横浜市内ではあるものの、足元の競争はそれほど厳しくない。店舗から約150mの場所に「まいばすけっと下永谷5丁目店」、約350m離れて「ユーコープ下永谷店」などがあるが、いずれも小型スーパーマーケットとなる。約2km離れた東戸塚駅前の「イオンスタイル東戸塚」「オーケー東戸塚店」、約1.7 km離れた横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅前の「イトーヨーカドー上永谷店」あたりがメインの競合店となりそうだ。ちなみに近日中に、下永谷店から約1.2kmの場所に「ヤオコー東戸塚店」がオープン予定。早々に、「バロー VS ヤオコー」が見られることになりそうだ。

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