「ニュウマン高輪」がデザインする100年先の生活価値とは

圧巻の空中庭園「ルフトバウム」

 ニュウマン高輪が商業施設としての機能性以上に重視するのが、ここでしか味わえないリアルな体験価値だ。その象徴が、北棟最上階(2829階)に設けられた空中庭園「ルフトバウム」である。

北棟28~29階の「ルフトバウム」は、都心上空150mに広がる絶景の「空中庭園」。自然を感じられる空間として、リアルでしか味わえない体験価値を訴求する。上層階で一般客が立ち入れるのは、このゾーンのみ

 吹き抜けのある約8000㎡のフロアには、沖縄や八丈島、神奈川など全国から集めた500本以上の大形樹木を屋内外に配置。樹齢100年を超える「チャボヒバ」も植えられている。

100坪超の屋外ガーデン「翠(みどり)の庭」には、シダレザクラやアジサイ、イロハモミジなど日本の四季を映す植物が植えられている。天気がよい日にはガラス越しに富士山も見える

 森の中にいるような空間づくりがなされており、そこにはカジュアルレストランからすし、焼き肉、ステーキ、さらには海外客を意識した高価格帯の割烹まで11店舗が配置されている。地上約150mからは、快晴時には富士山や東京湾岸エリアを一望でき、立体音響システムが奏でる自然音や音楽に包まれながら、食事を楽しめる。

 29階の「割烹 BUTAI」は、江戸の料理をテーマにした高級和食店で、結婚式場運営で知られる「八芳園」が手がける。店内はカウンター席と6つの個室から構成されており、奥の個室は室料だけで3万円に設定されている。

ルフトバウム内の「割烹 BUTAI」では、お客の目の前で料理人が調理する。ランチは税込8800円(サービス料別)、ディナーは2万2000円と2万7500円の2コースを用意(同)

ページ: 1 2 3 4 5

Previous Post Next Post